「2001年11月」の記事

辞書を交換した話

2001年11月19日 / コラム

韓国語の辞書の値段は非常に高い。
なぜ高いかというと需要が少ないからだ。
それでも韓国語はまだ良いほうらしい。
ポルトガル語だか、ベンガル語だかの辞典は安くても数万円するという話だ。
日本で手に入る韓国語の辞書で「これは絶対に御奨め!」と言えるものは「小学館」から出ている韓国語の辞書。
だがこれが一冊8千円ほどする。
また、日本語を韓国語に翻訳するためには「日韓辞典」も必要になってくる。
結局2冊で1万円程の出費を覚悟しなければならいことになる。

※ Internetの通信販売では、韓国で販売されている辞典が日本の半額ぐらいで購入できます。送料込みでも断然お得!

1年半前、なりゆきで韓国語の勉強をすることにしたと、知り合いの奥さんに話をしたら新品の韓国語の辞書(民衆書林 日韓、韓日2冊)をくれるというのだ。
その方は随分前に韓国語の勉強を始めようと一念発起したまではよいが、結局断念してしまったという。
それじゃ辞書を貰ったお返しに、いずれ私が韓国語を教えてあげるということになった。

学校での勉強は辞書との戦いだ。
とにかく一から十まで知らないことの連続。
わからない単語が有ったら調べるしかない。
ところがいくら調べても出てこない単語が有った。
韓国語には単語の形が大きく変わってしまう「変格用言」という物が有るから、おそらく調べ方が間違っているのだろう、と納得して数ヶ月が経ってしまった。
ところが「遠い」という非常に単純ながら、基本中の基本とも言える形容詞が載っていない!
そんな馬鹿な!と思いつつ、辞書を見返してみたところ・・・


ペ、ページが飛んでる!

17ページも飛んでいると、調べられない単語は物凄い数になる。
だけどタダで貰ったものだし、とっくの昔に赤線だらけになっている辞書を取り換えてくれとも言いづらい。
そこでこの辞書を発行している会社に「足りないページを送ってくれ」とメールを書いたのだが音信不通であった・・・

この辞書を使いだして1年半が経とうとしていた、ある日の授業。
韓国人の先生にこのことを笑いながら話したところ、いきなり携帯していたデジタルカメラを取り出し、辞書の落丁を撮影し始めた。
この辞書の会社に文句を言ってやる!とのこと・・・
去年連絡をとっても解答が無かったのだから、宛てにしないでいつもの通りに勉強をしていた。
すると数日後、その先生はプリントされたメールを持ってきて下さった。
そこには「本来なら落丁の有る辞書を受け取ってから、替わりの辞書を送ることになっているのですが、今回は先に辞書をお送りいたします。韓国にいらしたときで結構ですから、その時辞書をお返し下さい」と書いてあった。

しばらくして、真新しい辞書が手に入ったのだ。
若干サイズは大きくなっているが、内容は全く同じ。
古い辞書で発見した印刷ミスもそのままだ(^_^ゞ

新しい辞書の替わりに古い辞書を韓国に送らなければならないので、どんな方法が良いのか色々聞いて回っているうちに、驚くべき知らせが入った。
古い辞書は送る必要はない!とのことだった。

手垢にまみれ、赤線だらけになってしまった古い辞書とは言え、一年半もの間凄くお世話になった辞書だ。
思い出も沢山つまっている辞書を送り返すのは忍びないと思っていた矢先だったので、非常に嬉しい知らせだった。

辞書を交換するために時間を割いてくれた先生の為、また快く新しい辞書を送ってくれた辞書の会社の恩義に報いるためにも、より一層勉強に励みたいと心に誓ったのであった。

<01/11/19>

見積りを出す

2001年11月19日 / 役に立たない韓国語

 韓国の女性は美しくなることに余念が無いらしい。
 日本の女性より「美容整形」を気軽に受けているらしい。
 日本より手術の値段が安いことも有るらしいが、まぶたを二重にする手術を受ける人はごく普通のことらしいのだ。
 もちろんこの風潮は「つい最近のこと」であるらしく、元々儒教思想の中では「親から貰った体を、勝手に変えたりしてはならない」という考えだったようだ。
 韓国の時代劇を見ると、男でも髪の毛を長くしている人物が出てくるのはこのためである。

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道目が暗い

2001年11月3日 / 役に立たない韓国語

 今回は「おんち」について書いてみようと思う。
 まず「歌が下手な人」と言う意味の「音痴」はどう表現するか。

 もちろん「音痴」という漢字語もあるにはあるようだ。

음치 eum-chi 音痴

 だが、実際の会話の中では漢字語の「音痴」はあまり使われない言葉かもしれない。
 以前、ネイティブの先生から「音痴」を表現する時は

私はあの歌を歌えるとは思いません。

 などと言うと聞いたことがある
 全ての韓国人がそういうかまでは定かではない。
 上の訳はあくまでも日本人に分かり易い直訳でしかなく、もしこのようなことを言う韓国人がいたとしたら、原曲の歌詞がうろ覚えで音程の取り方も今一つ自信がないだけかも知れない。

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