「2004年03月」の記事

電子辞書を買った話

2004年3月3日 / コラム

■ 辞書は重い

韓国語を習い始めて、もうすぐ丸4年になる。
こうしてHomePageに韓国語の話題を書き連ねるほど、韓国語にはまってしまうとは思っても見なかったというのが、正直な感想である。

だが、「働かざる者、食うべからず」という言葉が有る通り、勉強だけやっていて金が貰えるはずもなく、休みや通勤時間を使って勉強しなければならない。
通勤時間はNHKのラジオ講座や歌などを聞いているのだが、ちょっと引っ掛かる表現が出てきた時は、辞書を引きたくなる。
だが、日韓・韓日の辞典が一緒になったポータブルタイプのものでも、かなり重いし、カバンの中を圧迫してしまうため、通勤カバンに入れておくのは少々辛い者が有る。
現在、もしもの時のために(どういうもしもだ?)会社には辞典を置いているので、通勤時間に気になった単語はぱっと引くことが出来る。
それはそれで良いと思っていたのだが・・・

■ 電子辞書は?

分からない単語が出てきたら、辞書を引き、単語に赤ペンを引くのが私の主義。
そして使えそうな単語や、面白い表現は「電子手帳(Palm)」に登録しておく。
Palmにも簡易日韓辞書が入っているが、語意があまりにも少ないし、韓日辞典が無い為、お世辞にもこれでよしとは言えない。
それじゃ携帯用の電子辞書は無いのかと言うと、あるにはある・・・

韓国シャープ電子辞書PW-K500などがそうなのだが、いかんせん、こいつも語意が少ないうえに、実際使っている人から「表現がおかしいところが有る」と言う話を聞いていた為、買い控えていたのだ。

東亜メトロ日韓辞典 : 65,900 語
東亜メトロ韓日辞典 : 69,200 語

通常、辞書に載っている言葉が数十万語なので、これは初心者向き、簡単な単語を調べるものだと割り切れば使えないこともない。
そう思ってオークションを物色していたら、韓国カシオから平成16年2月17日に「EW-K3000」という最新の電子辞書が発売されたことを知った。

東亜Prime日韓辞典:約108,000語
東亜Prime韓日辞典:約98,000語
東亜新国語辞典:約147,700語

収録されている単語は大差はないと言える範囲だが、国語辞典が入っている点に注目した。
韓国人用の日本語旅行会話だとか、英語辞典も入っているようだがそんな機能は必要ない!
これは結構いけるかも!
2月28日、さっそくこの商品を取り扱っている人と接触し、購入した。


アルミ製ボディーがカッコいい


ふたを開いたところ

使い方は実に簡単。
一通り説明書に目を通さなくても、ボディーに印刷されているHangulが読めれば、ほとんどの機能は使えるだろう。
便利なのは「ジャンプ」機能。
解説文の中に分からない単語があったら、まず「ジャンプ」ボタンを押す。
するとカーソルが現れるので、探したい単語の語頭に合わせ、調べたい辞典のボタンを押せば、その単語を調べてくれるのだ。
これはシャープ製の電子辞典にもついている機能らしいが、非常に快適だ。

また、

 ggwa-bae-gi

というお菓子の名前は、私の持っている分厚い辞書にも載っていなかったのに、この電子辞書の「新国語辞典」でヒットするではないか!

また、一度検索した単語を記憶してくれたり、単語帳にしてくれる機能もあるので結構使えそうである。

■ 問題点

ちょっとしたバグを発見してしまった。
非常に便利な「ジャンプ機能」だが、辞書に登録されている単語なのにかかわらず、ジャンプ機能でその単語が表示されないものが有った。
例えば、日本語で「湯」という単語を検索したら、関連語句に「ぬるま湯」という単語があった。

この形容詞には、他にどんな意味が有るのかと、ジャンプ機能を使ってみたところ・・・


あれ?出てこない!

もしかしたら、二つの単語がくっついているのかな?とも考えたが、なんてことはない。
国語辞典、韓日辞典両方ともその単語を打ったら検索できた。


なんだ!有るじゃない!

パソコンソフトなら「辞書の追加」「機能の修正」が可能だろうが、一個の塊になってしまった製品はこういうバグが有ると困ってしまう。
このことは韓国カシオに報告する予定。
紙で出来ている辞書と比べると、見劣りしてしまうが、携帯には便利なので当分この辞書を愛用することになりそうである。

<04/03/03>

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