エロエロ

2006年1月20日 / コラム

 最近「エロ格好いい」と評判の歌手がいるようで、テレビや新聞が頻繁に取り上げているためか、私もその歌手の名前を覚えてしまった。
 いつもノーブラで、エロっぽい衣装。
 歌詞もやらしい世界と言う話だが、その人の歌を一曲も知らないし、歌を全く聞いたことが無いし。(もしくはまったく印象に残らない歌かな…)
 つ・ま・り、マスコミはこの人がエロっぽいからとりあげているんじゃないの?
 歌は二の次で「エロカッコイイ」というキャッチフレーズが話題になっていると言うわけかな…


 普段ほとんどテレビをみないので最近流行の歌はまるで分からないんです。
 そういう私が歌手・タレントの名前を覚えるということは、よっぽど事務所がプッシュしてテレビに出しているか、世間が注目している結果だ。
 次は良い歌歌って有名になってください。
 さて、最近の少年漫画には必ずといってよいほど水着グラビアが載っている。
 自分らが子供の頃は、そういう物自体「子供が見てはいけないもの」だった。
 ところがいつの間にか、小学生が読むような雑誌でも水着グラビアである。
 韓国ではマンガとは子供が読むものという意見が大半で、大の大人が読むのは恥ずかしいこととされている。
 一方日本では白髪が混じった中年親父まで、通勤途中の電車の中で、熱心にマンガを読んでいる。
 子供もが読むようなマンガ雑誌を大人が読むということは、購買層が広いということだから、大人の気を引くグラビアを入れるというのは当然の経営戦略だとは思う。
 エロやマンガに関して言えば、確実に韓国より日本のほうが開放的であり、知名度も高い。
 故に、優れた漫画家が輩出されるし、イエローキャブみたいなオッパイタレントもごく普通にテレビに出てくることができる。
 また、なんでこんな可愛い子がAVに出てくるのかと、目を疑う時もある。
 昔はポルノ(死語か?)に出てくる女優さんを見る世間の目は、かなり冷たかったと思うが、今ではAVを卒業してからタレント活動もできるなど、だいぶ認知されてきたということか。
 「借金のために体を売る」という暗いイメージは排出され、お金を稼ぐための一種の手段として風俗業界・AV業界が発展・成熟してきたと言えるかもしれない。
 だが、開放的であることが全ていいというわけではない。
 どこか箍が外れていると感じるときもある。
 例えば小学校の隣に性風俗店があっても不思議でない世の中が来るかもしれない。
 何かのテレビ番組で、チェ・ジウさんが素敵なドレス姿で出演されていた。
 チェ・ジウさんが胸の辺りに手を当てながら会釈をするのを見て、文化の違いを感じた。
 胸の谷間が見えるようなきわどいドレスではなかったが、会釈をすればとうぜん胸の過ぎ間をさらすことになる。
 男としてはそれを期待したり、逆に目のやり場に困ったりしたくなるのだが、チェ・ジウさんがやったようなしぐさは、その辺のことをわかってやっているのだと思う。
 会釈をするとき、胸の辺りに手をやるというしぐさは、韓国人女性の礼儀のひとつらしい。
 先日、韓国語学校の忘年会でも、担任の先生が同じようなしぐさをしてくれた。
 その時、先生は胸元が見えるような服を着ていたわけではないのだが、やはりそういう動作が身についているのだろう。
 一方、日本のテレビを見ると、胸の谷間がはっきり分かるようなドレスを着たタレントさんが、まるで挑発しているかのごとく、惜しげもなく胸を見せている。
 おそらく、現在の韓国では「はしたない!」とか言われるため、絶対にそんな服を着た人間がテレビに出てくることはないと思う。
 韓国の文化は遅れているなんていう人がいるけれど、経済発展と共に日本人が忘れてしまった「慎み」見たいなものが残っている気がします。
 見せない、見えない色気というものの方がいい時があるというお話。
——
 一昨日「役に立たない韓国語」に「海苔巻きの音」というコンテンツをアップしたのだが、先生の説明では今ひとつイメージが掴みつらい部分があったし、改めて自分の文章を読み返してみたところ、どうもその先があるのではという感じがした。
 そこでネットで調べてみたところ、その語源となる言葉が出てきた。
 それに関連して、面白い表現も見つけたので近日中にアップする予定である。
 ここ一週間、酒を呑まないようにしているため、寝るまでの数時間パソコンの前で考え事ができるようになった。
 耐震偽造問題や、堀江モン問題に関してはながったらしくつまらない話を書いてしまったが、ここ1年酒ばかりで韓国語の勉強はおろか、日記の更新も面倒に思えるだらけた生活をしていたのに比べればだいぶましかな。
 もう少し面白いこと書きたいなと思っております。
晴れのち曇り

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