履歴が出た

 今回の例文は、翻訳の授業で出てきた新聞記事の一文だ。
 そのまま直訳すると全く意味がわからなかったが、辞書を見たら別の意味として書いてあった。
 これは使える!と思って予告編まで書いてしまった次第である。

 ある女性が警察に呼びだされた。
 その女性はある事件の目撃者なのだが、事件が明るみになったら自分の立場が危うくなりはしないかと、なかなか本当のことを言い出せないでいた。
 その時、刑事さんはこんなことを言ったのだ。

私達はその事件には履歴が出ているから安心して下さい。

 はぁ?何で履歴が出ると安心するの?

이력 i-ryeog:履歴

나다 na-da:出る

이력이 나다 i-ryeogi na-da:履歴が出る

 そもそもここで出てくる「履歴」とはなんぞや?である。
 私を含めて「履歴」と言う言葉を聞くと、まず履歴書を思い出すと思う。
 何年何月に○×学校に入学して、卒業して、どんな資格を持っているか等を記入するのが「履歴書」だ。
 この履歴書に「そのたぐいの事件」が載るとしたらどうなるか。
 そう、つまり「そのたぐいの事件」の経験が有り、得意分野であると解釈することが出来るわけだ。

 あえて遠回りの説明になってしまい、申し訳ない。
 辞書を見ると「履歴が出る」にはこんなことが書いてあった。

経験を得てそのことに熟達する

 なるほど、一目瞭然である。
 つまり、再度最初の例文を解釈すると以下のようになるわけだ。

私達はその事件には経験が有って熟達しているから安心して下さい。

 私も●×高校を卒業して、色々な部署を回ったなどという「履歴書」を書いたことは有るが、それ相当の経験を得て、そのことに熟達しているのか?と言われたらちょっぴり疑問である。
 単にその部署にいたことが有るというだけではないのか?と自問自答したくなる。

 ん~ん。(-“-)
 あの「猿助」もどこかの大学を出たという「履歴」を出しているようだが、いったい何を勉強したくて大学に行ったのだか皆目見当がつかない。(就職するより、もっと遊びたいから大学に行ったということなのかな・・・)
 ▽■大学で×●を専攻ったって、今やってる仕事は大卒も高卒も関係ないし、学校という「履歴」は無いのと同じだろう。

 これからどんな履歴が出るかが重要だということである。

<02/02/13>