気晴らしに行く

つい最近、大学入試センター試験と言うやつが実施されたようだ。
私はそれほど勉強したいと思わなかったので、結局大学に行かず就職したのだが、とにかく大学入試は大変な物だということはわかる。
今は韓国語の勉強のためなら、会社を辞めて大学に行くのも良いかなと思うくらいだ。(まぁ、実際はやめられないけど)

韓国の大学も日本と同様、入学試験は非常に難しいらしい。
だが、将来を担う若者が大学に入るため、猛勉強しているのだという、社会の目は日本より強いらしい。
昨年の夏に韓国に行った時、電車の中で高校生と思われる若者数人が、イスに座って大声で話をしているそばで、中年の男性が何も言わず立っていた。
きっと「勉強で大変だろうから電車の中では座らせてあげよう」と言うような意識があって、中年男性は「年長者に席を譲れ!」と言わなかったのかもしれない。
また、大学入試試験がある日は、一般の会社も休日になり、試験会場に向かうバスをパトカーが先導することさえあるそうだ。

さて、勉強に疲れれば、時々息抜きに行きたくなるだろう。
「気晴らしに行く」という面白い表現がある。

  ba-ram-eul ssoe-da:気晴らしに行く

最初の「」とは風のこと。
次の「」とは「当てる」と言う動詞。
つまり「風に当たりに行く」ということだ。
日本でもこのような表現をすることが有ると思う。

この慣用句を習ってすぐ、私は例文を作ってみた。
「気晴らしをするために、外出しました。」
ところが、先生から待ったが掛かった。

「 ba-ram-eul ssoe-da」とは、その行為がすでに外出をしていると言う、意味を含んでいるんです。

なるほど、上の例文だと「気晴らしをするため、外出しに外に出ました」と聞こえたに違いない。

この表現も、結構頻繁に使えると思うのだが、先生の注意を受けなければ今ごろ韓国人に「?」という顔をされていたに違いない。
慣用句も正しい用法がわかって、初めて有効な武器になるという、お話でした。

<03/01/26>