マスコミの思い通りにはならん!
2006年2月23日 / 宣教師の思考方式
本家ウェッブにも書いたことがあるが、私はオリンピックに全く興味が無い。
もちろんこの日のために頑張って訓練を積んできた人間に価値が無いなんてことは思ったことはないけどね。
だがテレビで特集を組んでいるマスコミ各局は、こんな心境なのかも知れぬ…
お前等、メダルとらないのなら何の価値もねぇんだよ。
こちとら金掛けてんだからな!
誰だ?死んだ親父のこと聞かれてべそべそ泣くような奴を選手にしたんだよ。
やっぱり年令制限なんて無視してあの子で行けば良かったんだよ。
本当に選考委員の奴らは馬鹿ばっかりだな
なんてね。
マスコミはスボンサーから金貰って番組を作っている。
私も商人の家に生まれた人間だからお客様第一という考えは間違っていないと思う。
だから、視聴者に感動や真実を伝えるより「スポンサーを満足させる」ことを優先しなければいけないわけだ。
そういう意味で言うと、いろいろスキャンダルはあったが、NHKの報道番組を見ているのが一番安心する。
なにしろ、スポンサーに色目を使う必要が無いのだから、ニュースも「基本的」に事実だけを伝えるだけで、民放のように局独自の脚色を加えていないように見える。
今朝も脚色爆発のワイドショーを10分ほど見た。
内容はどこかの新聞記事をエキサイティングに棒読みするだけ。
「ミキティ、亡き父に誓った…」なんて部分だけ見ると、やっぱり今回のオリンピックの主役はミキティなのだろう。
だけど、この部分も脚色に満ちている。
裏があるし、美化しすぎている。
そしてお昼のワイドショーでは、例のメール疑惑。
昨日もめちゃくちゃなことを言っていた民主党議員が連日出演。
今回のことは、箱の中にブランド品のバックがあるということ。
箱自体は偽物かもしれないが、中身は本物なのだ
だってさ。
ちょいと政治に興味をもてば、政治家がいかに金に汚いか知らないはずは無い。
金で力を得ることが出来るし、力が金を呼び寄せる。
あたりまえじゃん。
そして、解説者が相変わらず国民を偏向誘導する。
この疑惑は与党の金の流れが問題なのです。
幹事長は自ら口座を公開することをしない限り国民は納得しないでしょう。
この時点ですでにメール疑惑が無かったということを、あの議員さんが認めてしまったという話が出てきている中で、なぜこのようなコメントが出来るのか?不思議でならない。
そんなことより、今回のメール問題は「正義の味方」になろうと盲目的に突っ走った結果であると思っている。
社会正義を貫くためには、やはりそれ相応の手続きを取らないという基本を怠ってしまった。
やつはベンツなんかに乗っているので怪しい、きっと悪いことをしてお金を儲けているに違いない
そんな小市民が考える想像だけで、裁判所がその人物を裁判にかけられますか?
今回、あの若手議員がガセネタをつかまされ、民主党も乗ってしまった。
そしてこともあろうに国会を裁判所にしようとした訳だ。
無理が通れば道理が引っ込む。
そういうことをやっているようじゃ、社会正義は成り立ちません。
国会議員は政治に関することをやっていればいいのであって、警察官や裁判官、弁護士じゃないんだからね。
時にマスコミは「ペンは剣よりも強し」の精神で、警察や裁判所を無視して人を裁こうとする。
もちろんきちんとしたジャーナリストはいるはずだが、見た目に派手な演出を加えて報じるワイドショーは無責任発言を連発して、世間をかき回し、人のねたみやそねみ、欲望を掻立て、あとは知らん顔で次の話題に流れてゆく。
本当に一歩引いて見ていると面白いけど、腹がたつ。
どうやら、メール問題で与党をたたき損なったマスコミは、次にあのタイゾー君をターゲットにしようとしているようだ。
これまた六本木放送局のワイドショーだが、新聞記事を読み上げながら、途中途中「本当に腹が立ちますね」だとか、「読むのも馬鹿馬鹿しいですね」と視聴者を煽る!
あえて、タイゾー君のブログを読んでいないのだが、彼は武部幹事長の特命を受けて国会を欠席したそうで、アナウンサーの突っ込みを聞いていると「幹事長のお使いでおいしいケーキを買いに行っていた」くらいの印象を持たせられた。
はたして、タイゾー君はどういう意図があってこのような記事をブログに書いたのだろうか?
私は直感的に、自分に批判の目が行くように仕向けたのではないかと想像している。
はたまた、単なる天然なのか?
なぜこのような何も考えていない人間が政治家であるのだろうかと腹立たしく思う人もいるだろうが、私はあえてそう思わない。
タイゾー君をぼろくそ批判したあのニュースキャスターも民主党あたりから立候補すれば良いと思う。
人の批判は誰でも出来る。
批判に対する批判を無視することが出来るマスコミのご意見の押し付けと、言いなりは嫌なのだ。
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