韓国のDVDソフトが見たい

2002年3月17日 / コラム, コンピュータ


「猟奇的な彼女」を見たいがために・・・

■ DVDは勉強の役に立つ

 近年、日本と韓国との文化交流が盛んになってきてからというもの、かなりの数の韓国映画が日本に上陸してきた。
 日本で公開された韓国映画のほとんどは、いずれビデオやDVDとして発売されたりするので、非常に楽しみだ。


 まぁ、新宿、上野などに行けば韓国の映画は、VHSテープで一本500~700円程度で購入することが出来るのだけど(もちろんダビング品)、DVDは外国の作品を楽しむためにも、勉強のためにも、とても理にかなった製品だと思う。
 その理由は

  1. 日本語、韓国語など音声の切り替えが出来ること
  2. 字幕の切り替えが出来ること(韓国語の字幕が入っているものは少ない)
  3. おまけ映像が楽しめる場合が多いこと

等が上げられると思う。
 字幕無しでただ漠然と見るだけでも良いのだが、どうしても聞き取りにくい場所が有る時は、字幕を表示させ見当をつけたり、最悪でも日本語に切り替えれば全体の流れも把握でき、作品を楽しむことが出来るので、勉強の役にも立つ!

 先日「猟奇的な彼女」という作品を見た。
 ヒロインは物凄く可愛いし、お話も凄く面白い。
 それでいてちょっぴり切ないラブストーリー。
 ん~ん。韓国映画の王道だな、これは(^_^ゞ

 是非ともこの作品はDVDで購入しようと思った。
 韓国のDVDを扱っているInternetショップをのぞくと、送料込みで3,000円程度で売られていた。
 ただし、一つだけ引っ掛かるところがあった。

■ リージョンコード

 この作品はリージョンコード(地域コード)がフリーとなっていますが、実際は3のため日本製のDVDプレーヤーでは再生できません。

 むむむ・・・
 説明しなければなるまい。
 DVDソフトはその発売される国ごとにリージョンコード(地域コード)が定められており、このコードが異なると、再生すら出来ないのだ。
 ちなみに日本のコードは「2」、韓国は「3」である。
 なんでこんな規制が掛けられているかというと、とあるアメリカの映画会社の陰謀だそうだ。
 自国で公開された映画が、外国で封切られるまでには、かなりのタイムラグがある。
 その間に「DVD」が外国に流出してしまうと、その国での興行収益が落ちてしまうから・・・という理屈らしい。
 それじゃ日本人がアメリカで映画を見て、面白かったからその作品「DVDソフト」を購入したのに、外国に持ち出してはならないという理屈になる。
 逆にアメリカ人がアメリカで同じ作品を見て「DVDソフト」を日本に持ち込み、アメリカのDVDプレーヤーで見る分には一行に構わないなんていう、とても矛盾した状態であるのだ。

 パソコンのDVDプレーヤー(DVD-ROM)のほとんどは、計5回までリージョンコードを変更できるので、最悪でも一台のDVD-ROMを「外国のDVDを見る専用プレーヤー」にしてしまえば良い。
 私もそう言うつもりで韓国のDVDソフトを購入した。

■ リージョンフリー

 実は「猟奇的な彼女」と一緒に、もう一枚「恋風恋歌」という済州島を舞台にした映画を購入した。
 こちらは「リージョンフリー」つまり、どの国のプレーヤーでも見ることが出来ますよ、という作品だ。
 実際こちらの方は弟の持っている「PlayStation2」でも、問題なく再生できた。
 余談になるが「猟奇的な彼女」には2枚ディスクが入っており、本編はリージョン3で、もう一枚のおまけがリージョンフリーとなっていた。
 本編が見れないことには話にならない・・・
 もともとリージョンを指定するようになったのは、アメリカの某映画会社のわがままのため、これに逆らうかのように「リージョンフリー」の作品を売りだしているところもある。
 韓国の作品はどんどんリージョンフリーで発売してもらいたいなぁ(^_^ゞ
 日本で正規に発売されるソフトは高いんだもん!

■ 新しいDVD-ROM(DVDプレーヤー)の購入

 時期を同じくして、私はWindowsマシンを新しく製作したのだが、この筐体は5インチベイ(CD-ROMなどが入るところ)が4段有るのに、マザーボードのレイアウトの関係で、上2段にしかCD-ROMが入れられない。


でかい図体をして全く・・・

 どうしてもCD-RWは入れたかったので、残るスペースは一つだけ・・・
 ここに韓国語専用DVD-ROMを入れ、日本語版のDVDソフトはプレステ2で見るか?
 はたまた、どちらかのDVD-ROMを昨年末買ったFireWireケースに入れ外付けにするか?(「FireWire CD-R」参照)


こういう時のため、いんちき部品が役に立ちます。

 結局私は「第三の選択」を取ることにした。
それは「一台のDVD-ROMで韓国語、日本語両方見てしまおう!」という計画だ。

■ DVD-ROMのリージョンフリー化

 あえてURLは書かないが、私と同じように、外国のDVDが見れないことでヤキモキしている人がかなりいるようだ。
 そこを見ると、DVD-ROMのフラッシュメモリーを書き換えることにより、リージョンフリー化出来るDVD-ROMドライブが存在するという。
 私はだまされたと思って、そのDVD-ROMドライブを購入。
 試行錯誤の結果、リージョンフリー化に成功した!\(^o^)/
 これで韓国の作品は全部見れるというわけだ。

 ここからが問題・・・
 個人がこういうことをして、著作権法違反等で処罰の対処になるかならないか?である。
 私は限りなく白に近いグレーだと思っている。
 だから、私の購入し改造したDVD-ROMの型番は載せるつもりはないし、どうやったら同じことが出来るかと言われたら、私がたどり着いたWebPageを教えるだけだ。

 正直言って、もっと簡単に改造できるかと思ったのだが、私の購入したDVD-ROMのリージョンフリー化は非常に手続きが面倒くさかった。
 その改造方法を発見する時も、英語で書かれているWebPageを転々とする羽目になったし、一時はそんな面倒くさい思い間でして、リージョンフリー化する必要はないと思ったくらいだ。

 こういうことを書くと「出し惜しみしないで、もっと判りやすく説明しろ!」だとか「改造したDVD-ROMを売ってくれ!」と言いだす人も出てくると思う。
 だが個人的な意見として、簡単な英語もわからい上に、DOSの知識が乏しい人には手を出してはいけない領域で有ると思う。
 まぁ、中にはWindows上でユーティリティを起動するだけで改造が出来てしまうモデルもあるようだ。
 各自、自分の判断で改造を行なってもらいたい。

<02/03/17>

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