第五哨舎と帰らざる橋

2003年8月28日 / 旅行

■ 第五哨舎

第五哨舎とは、銀地境界線を監視するために作られた監視所のことである。
ここからは北朝鮮を一望することが出来る。
昨年も来て思ったが、本当に目と鼻の先に北朝鮮が見えるのに、遥か遠くの国に見える。
今年は特に天気が良かったせいで、素晴らしい光景を見ることが出来たと思う。


北朝鮮の国旗掲揚台


中央が旧板門店

 第五哨舎自体はたんなる監視台であるはずだが、昨年は無かった連合軍のモニュメントが造られていた。
内容は・・・英語が読めないので解説できないが、最後にこんな一文で締めくくられていた。

Thanks to these sacrifices the Republic of korea is a “Free and democratic country!”


モニュメント

■ 帰らざる橋

第五哨舎からは、木が生い茂っているためはっきりとは分からないものの、帰らざる橋が有る位置も見える。
これから我々はバスに乗って、この帰らざる橋を見ることになる。
この帰らざる橋の手前には、かつて凄惨な事件が起こる切掛けになった「ポプラの木」の慰霊碑が有るのだが、バスから降りることが出来ないので、出来れば進行方向右側でカメラを構えた方が良い。
昨年はこのポプラの木の慰霊碑と、帰らざる橋は、時速20キロ位で通り過ぎるだけだったため、弟には「写真を撮るのだったら一瞬だぞ!」と念を押したのだが、今年のバスは少し違った。


第五哨舎から「帰らざる橋」を見た風景


ポプラの木の慰霊碑

 ポプラの木の慰霊碑は、昨年も撮影することが出来たので、あまりありがたみが無かったが、なんと「帰らざる橋」の前に来て、バスが停車したのだ!
すかさずバシャバシャと写真を撮る!
あら?橋の上に兵隊さんがいるではないか!
それも一人や二人ではない。

 何か有ったのかとも思ったが、もしかすると我々観光客を守るために配置された警備兵だったのかもしれない。
今回の板門店ツアーで分かったことは、ツアーをプログラムする会社によって、昨年のように「自由の橋」を見学させるコースも有れば、今年のように「統一展望台」を見せるコースも有る。
そしてプログラムの中には、北朝鮮が韓国を侵略するために作ったトンネルを見学する物も有ると言う。
まだ板門店ツアーに行っていない人は、事前にどのようなプログラムになるのか、あらかじめ確かめてみるのも良いかと思う。

<04/06/11>

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