赤い糸 – WAX

2006年5月7日 / コラム

 昨日だっただろうか…
 ビデオのエアチェックをしていたら、どこかで聞いたことがあるメロディーが聞こえてきた。
…こ、これは!Σ(=ロ=lll)
韓国の歌姫、WAXのヒット曲
화장을 고치고(化粧を直して)じゃねぇが!


 そういえば、先日先生と酒飲んだときも「WAXが日本でデビューしたよ」という話を聞いたばかりだった。
 ただ、日本でのタイトルは「赤い糸」となっている。
 気になって調べたら、ミュージックビデオを発見!
http://www.barks.jp/watch/?v=1&id=1000012958
 まるっきり直訳ではないが、要所要所で原曲に使われていたキーワードを使用している。
 正直、原曲を空で歌えるくらい聞き込んでいるため、日本語で聞くと少し違和感を感じてしまうものの、そこはWAXさんの歌唱力・声の響きで新たな感動を与えてくれました。
 最後の盛り上がり部分で泣きそうになりました。悲しい
 驚いたのは、この曲をネットで検索していたら、有線放送でもかなりリクエストがあったり、この曲はなんだ!って問い合わせが殺到していたようだ。
 もちろん、話は半分くらいにしか聞いていないけどね。
 遅く来た韓流スターの一人だけど、先生から興味深い話を聞いていた。
 韓国でも最高の歌手の一人に上げられているWAXが、なぜ日本に上陸したかだ。
 話によると、韓国ではCDのコピーが横行してしまい、全くCDが売れないなんて状況が続いていたそうで、怒ったWAXは韓国を去り、日本に来たという話。
 確か、韓国語ジャーナルに書いてあった記事だと思うけど、韓国の違法コピー事情は音楽業界に深刻な影響を与えていて、以前からWAXもCDをコピーしないでくれ!とファンに言い続けていた。
 そんな呼びかけが浸透したのか、WAXのCDは順調に売り上げを伸ばしていたそうだけど…
 やっぱりだめだったということかな悲しい
 正直、韓国で大ヒットした歌手が日本に来て、再びヒットするというのは一部の例外を除いてほとんど無い。
 昨年はまだ韓流ブームの余韻が残っていたからよかったのだけど、韓国語で歌われる世界を、日本に直訳してもちぐはぐになってしまう。
 だから意訳するのだけど、なんだかとってつけたような日本語の歌詞を聴いても感動しません。
 1曲目が売れなければ2曲目が出ることも無いわけで、そのまま消えてしまう。
 可愛くて歌が上手いだけなら日本の歌手でかまわないわけでしょ。
 私も韓国人が日本語で歌って何の意味があるか?と思っている。
 私は歌を勉強のつもりで聴いているから、あえて日本語の歌を聴きたいと思わないという意味もあるけど。
 とにかくWAXにはがんばってもらいたいものです。
 そして次の曲は当然「오빠!(お兄ちゃん)」のディスコバージョンを望むものなり!
———-
 私が通う韓国語学校で、ゴールデンウイークにいくつか宿題が出ている。
 ある歌の聞き取りと、それを翻訳するもの。
 ただ翻訳するのではなく、その雰囲気に合った「意訳をしてください」という。
 WAXの「赤い糸」もそうだったけど、直訳でなく歌の世界を再現するのは非常に難しい。
 だけどこの際なのでがんばって翻訳・意訳しております。
曇り時々雨

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