高校生のニキビ

2006年5月11日 / 宣教師の思考方式

 今朝のワイドショーで「ある種の事故」が多発していると言っていた。
 なんでも、坂道でサイドブレーキをかけ忘れた、もしくはサイドブレーキを完全にかけていなかったため、車が自走してしまい、その車に巻き込まれる交通事故が多発しているというのだ。
 六本木放送局の某コメンテーターは
サイドブレーキをかけないと警報がなるような装置をつけなければならないのではないか?
何て言っていた。
 間髪入れず、江川紹子さんのコメント。
機械を使うのは人間である。人間が機械に頼っているから事故が起きる。
 正確なコメントではないかも知れないが、こんな感じ。
 江川さんの意見に一票!


 結局、事故を回避するためにどうしたらいいのかという問いに対し、他人の力をあてにしようとしたり、責任を他人に丸投げする意見が出てくること自体が問題なのだと思う。
 以前も車の窓から手を入れて、エンジンをかけたら車が動いてしまう事故が「多発」したため、自動車会社はエンジンをかける時、ブレーキを踏まないとスタートしないという仕組みを開発したという話がある。
 サイドブレーキの件にしても、窓から手を入れてエンジンをかけようとする行為にしても、運転免許を取得するまでに、教官から指導を受けているはずだ。
 そんなイレギュラーなことをするのがいけない。
 仮にサイドブレーキが効いていないと警告がなるシステムをつくるとすると、どういう流れになるだろうか?
1. 運転席を離れる

2. サイドブレーキがかかっていなければシステムが作動する
 たったこれだけのことだから実現は難しくないはずだ。
 だけど、いろいろな状況を想定する段階で、またあらたな問題が発生する。
 正直、このシステムに欠陥があった時や、ユーザーが想定されていない動作を行った時、怒りの矛先はメーカーに向けられることになるだろう。
なんで馬鹿なユーザーをサポートする必要が有るのだ?
と考えることも出来るし、
当社ではお客様の安産のために、このようなシステムを開発いたしました!
と打って出ることもできる。
 不幸な事故を教訓に、また新たなものを開発する。
 ものの考え方次第ですな。
 数日前、やはりどこかのワイドショーで「最近とんでもない事件が多発している」という特集をやっていた。
 本当、この手の番組はジュッパヒトカラゲにするのがお好きのようで。
 私が思うに、サイドブレーキが原因の事故が多発したり、凶悪・猟奇事件が発生することに対して、一つの原因を導きだそうとする行為自体が不毛であると思う。
 思春期を迎えた高校生の顔にニキビが出るようなもの。
 顔のどこにニキビが出来るなんて予想するのがおかしい。
 毎日顔を洗っても、クレアラシルつけても出るものは出る。
 徹底的に油分をとらず、ことあるごとに石けんで顔を洗ったりしていれば、少しは予防になるかもしれないけどね。
 出ないようにすることは不可能と言ってよいかも知れない。
 だけど、一旦出てしまったニキビを無理につぶしてうみを出そうとすると、逆にひどい傷跡を残すことになりかねない。
 私が言っているのはマスコミの話だ。
視聴者は事実を知りたがっている
 確かにそうかも知れないが、番組の中で一人の人間がクローズアップされ、そして脚色されて行く。
 真実は心の中にしかない。
 さまざまな思いの中で、犯人は犯行を犯し、その罪を償おうとするものもいれば、無実無根と突っぱねる人間もいる。
 さまざまな利害の中で、支援者団体、そしてインチキ弁護士が真実を隠す。
 だから真実は見えづらいのだ。
 何があってもおかしくないこの世の中なのだから、最低限の自己防衛は必要なんですよ。
 車を停めたらサイドブレーキを引いて、オートマチック車ならパーキングレンジに入れる。
 マニュアル車ならギア入れておくとか…(車の頭が坂のどちらを向いているかによって、ローに入れるか、バックに入れるか変わるけど)
 坂道だったら車止めを使うとか、念には念を入れてさ。
そんなめんどくさいこと言うな! (-_-#
 その心の隙間に悪魔が潜んでいるんだってばさ。
 顔洗った方がいいんじゃない?
 洗わないよりかは少しはましですよ。
曇り時々雨

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