どうなる?ラジオハングル講座!

2006年6月2日 / コラム

 今朝の新聞を見て、ちょっと驚いたことが有る。
 NHKの受信料を払わない人が増えすぎたため、NHKは番組を縮小するかも知れないというのだ。
 今まで2チャンネルあったBSは1チャンネルに、そしてラジオ放送はFM・AM合わせて1曲にする可能性が出て来たという。


 良くも悪くも、NHKは受信料を資金源に番組を制作して来た。
日本放送協会
という名前を聞くと、ほとんど国営放送と同類に見て構わないと思って来たのだが、民間のスポンサーが聴取者・視聴者に置き換わっただけで、やっていることは民放と大してかわらない。
 だけど、民間のスポンサーなら視聴率もとれないのに馬鹿高いコストをかけたりしたら、大問題になる。
 だけど、そんなことNHKは気にしない。
 貰ったものは自分のもの。
 お金をどういう有に使おうが、NHKに説明義務も責任の所在もあってないようなもの。
 それではNHKを信じてお金を払って来た人間が馬鹿を見る。
 でも、そんなことはまさか無いだろうとNHKを信じて来たのだ。
 どんな田舎であっても(差別意識で言っていることではないです!)NHKだけは絶対に受信出来るように、NHKはがんばって来たと思っていた。
 スポンサーを持たないだけでなく、宣伝行為を一切除外するために、それこそブランド名をあえて隠したり、ドラマに出てくる商品を塗りつぶしたり、もの凄く田舎臭いやり方を貫いて来た、ちょっとかわった放送局だと思う。
 ところが、お客様から預かった貴重な受信料を、一部の人間が着服したり、採算度外視に運営するなど、民間放送局では考えられない行為が行われていることが、明らかになってからというもの、受信料を払わないひとがあまりにも多くなった。
 そりゃそうだ。

 テレビが有ればNHKがうつる。
 だからNHK見てるんだろ!
 金よこせ!

では、ワンクリック詐欺と変わらない。
 金を払わなければコンテンツを見れないというのなら、民間のBSのようにデコーダーを購入しないと見れないようにすれば良かったじゃないの。
 我が家でもBSアンテナをたてたものの、ほとんど見もしないのにBS料金をとられるのがばからしくなって、アンテナを外した。(すでに15年は経っているな。)
 金を払ってでも見たいものならお金を払いますよ。
 そりゃ衛星放送に関して言えば、衛生放送用の人工衛星を飛ばしたりすることによって、もの凄い初期投資がかかっていることは理解出来る。
 だけど、常に面白いコンテンツが提供されているかどうかわからないのに、アンテナをたてたら金よこせというのは民間の考えでは到底納得出来ないことだ。
 そもそもNHKがBS放送を導入した理由の一つに
地上波ではカバー出来ない山間部でも、衛星放送ならば可能
という話を聞いたことが有る。
 それは半分は地上波の受信状態の悪い人のためでしょ?
 私が住んでいるのは東京ですから。
 たいそうなアンテナ立てなくてもNHKは見れます。
 でもNHKはBSでしか見れないコンテンツを作ろうとした。
 今までのNHK地上波では放送出来ないようなカルトな番組も放送されていたようだ。
 私の記憶に残っているエピソードとしては、NHK BSの音楽番組でそれまで出演することなど考えられなかった「聖飢魔?」が出ることになった。
 その時の様子を大分後になってデーモン小暮が語った番組を見たことが有るのだが、プロデューサーから
殺せ!とか言っても平気ですから!
なんて言われて驚いたという、
 おそらく、その時のプロデューサーはBS放送などほとんど見ている人がいないのだから、も大きな影響は無いだろうと、認識していたのだと思う。(それだけ今までのNHKでは出来なかったことも出来たという実績があったのかも知れない。)
 それから何年経ったのだろう。
 ある番組がNHKのBS放送に登場する。
 視聴率のことなど論外なBS放送において、もの凄い反響を呼び、間髪入れず再放送が決まった。
 私が定期購読していたパソコン雑誌の検索キーワードランキングで、2年近くその番組は1位をキープしていた。
 なんだ?このドラマは?
 そしてそのドラマは、BSを視聴出来ない(?)人達のために地上波に登場する。
 もうお分かりだろう。
 そのドラマの名前は
冬のソナタ
 けっして韓流ブームはまやかしではなかったと思う。
 私はそう実感している。
 数年後、「韓流ブームなんて糞食らえ!」と「嫌韓流」が勃発するのも、それだけインパクトが大きかったからだと思う。
 ん~ん。
 脱線しすぎました。
 こういうことを書くつもりで話題を書き始めた訳ではないのですが…
 NHKのラジオ放送が縮小されるとなると、ラジオの語学講座はどうなってしまうのだ?
 単純に朝から晩まで放送して来た三つのチャンネルが縮小されると、人気のない語学講座はどんどん切り捨てられる可能性がある。
 ハングル講座も例外ではない。
 テレビのハングル講座とラジオハングル講座では、明らかに密度が違う。
 ストイックなまでに語学を学ぼうとしたら、テレビよりラジオ講座のほうが放送回数も多い。
 テレビより遥かに細かく文法に関しても解説しているし、正直言って週一回、半年で初級講座を終わらすというテレビ講座は乱暴すぎると思う。(1年付いて行くのは本当にモチベーションを保つのは大変だと思うけど)
 仮にラジオの語学講座が打ち切られるようになったら、今後どうなるのだろう。
 そう思ったのだが、本気でやりたい人は今でも提供されているCDを購入するのも良いのではないかと思った。
 ラジオ講座を聴取しているだけなら無料だが、CDを購入するとそれなりの出費になるとお考えなのでは?
 本気で語学をやりたい人なら、毎月1500円程度のCDを購入するのは微々たる出費だと断言出来る。
 でも毎日放送されているラジオ講座はCDに収録されている内容とは別に、雑談めいたものが多いのだ。
 実はそこが意外に重要なんですよね。
 さて、どうなりますことやら。
 ハングル講座の行く末はいかに?!
晴れ

“どうなる?ラジオハングル講座!” への1件のコメント

  1. 奥戸商会 より:

    受信料収入が減った事がチャンネルを減らす原因だとしたら自業自得の部分は拭い去れません。
    でも、NHKはスポンサー(この場合はお金をくれる会社など)がいない故に費用対効果を問われない番組作りができていた訳です。
    その意味では語学番組はリストラの対象でしょうね。
    大幅に枠が減ったら英語と中国語がメインになり、他は週1、2回の放送になるとかね・・・
    真っ先に切られるのがアラビア語でしょうが、ドイツ語やフランス語、ロシア語も風前の灯火かもしれません。

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