お客様は…

2007年6月16日 / 宣教師の思考方式

 毎日の通勤に使われる電車であるが、一度事故が起きると数百、数千単位の人達に影響を及ぼす。

 先日とあるテレビニュースで

○○線に乗車しようとした女性が、ドアに挟まれたまま、約40m引きずられる

なんて事件を報道していた。
 駅員や運転手は、出発前に乗客の安全を確認してから発車させるはずなのに、何故事故は起きたのだろうか?
 報道によると、この駅構内は大きく湾曲しており、女性客の姿が死角に入ってしまったと見られている…


 なんて、淡々と報道をしていたんですけどね、この事故が起きるまでの状況を聞いて、またしても報道の姿勢に対して不満を持った訳ですよ(-_-;)

1 ホームにいたおばちゃんが、電車の中にいる知人の姿を発見
2 出発のベルがなっているのにも関わらず、駆け込み乗車しようと猛ダッシュ!
3 目の前で閉まろうとするドアに手を突っ込むオバチャン…
4 私が乗ろうとしているのに、なに動き出してんのよ!
5 なに!?なに!?何でドア開けないの?指が抜けないじゃない!
6 ギャーと叫ぶも、ドアセンサーにおばちゃんの細い指は反応せず
7 約40m引きずられ、電車とホームの隙間に落ちたところで、緊急停止。

 電車に乗ると「無理な駆け込み乗車はおやめ下さい」と言われているじゃないですか。
 この事故はおばちゃんの駆け込み乗車が原因で、電車の往来を妨害し、数百数千の乗客に多大な迷惑をかけたことは明白である。

 ところがアナウンサーは、こともあろうに

事故を起こした運転手から事情を聴取中です

なんて言うじゃないですか!
 おばちゃんは一方的な被害者扱いかい(-_-#

 この手の事故は些細な偶然が幾つか重なって、はじめて起こるようで、普通ドアに異物が挟まった時には、センサーが働き、ドアが開くか警告のだろう。
 ところがおばちゃんの指が細すぎて、圧力センサーが自動的にドアを開けなかったらしい。
 ドア付近に立っていて、鞄や服の端を挟まれ途方に暮れている人を見ることがあるが、多少異物が挟まり警告が出たとしても、満員電車状態であれば車掌も出発してしまうのはあり得る話ですしね。

お客様は神様です

なんて言葉があるけど、今回もお客様であるおばちゃんは被害者、鉄道会社が事故を起こしたって言うのは酷い話だと思いますよ。

お客様が仏様

にならなくて、本当に良かったですけどね。

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