おたく狩り

2006年10月24日 / 戯れ言


 一ヶ月くらい前の週刊ア●キーの記事だったかなぁ…
 「オタク狩り」というという話が載っていた。
 この言葉だけではちょっと分かり辛いかも知れないが、
秋葉原に集まって来るオタク
を対象に、警察が所持品検査を行い、軽犯罪法違反などの罪で
ナイフ
などを持っている人間を大量に捕まえているという内容。
 週刊アス●ーはパソコン雑誌であるからして、秋葉原に集うオタク?に対して同情的であり、この記事を書いていたコラムニストは、この警察の行為を「オタク狩り」と称し
警察はつまらない理屈を付けて検挙件数を上げているのでは?
なんて感想を述べていた。


 その記事の内容を読んで、私も考えさせられた。
 私は自分の車にテントや飯ごう、非常用の食料は勿論、包丁代わりのナイフを積んでいるのだ。
 もし私がこの車に乗って秋葉原に行き、検問にあったとしたら、軽犯罪法違反では済まないらしい。
 私は高校時代に山岳部に所属していて、普段から万能ナイフを持っているのが常だった。
 今でも鞄の中に万能ナイフが入っていれば便利だと思う時が多かったのだけど、こういう記事を見るとむやみに凶器となりうるナイフを持ち歩くのはやぶ蛇だなと思ったりもする。
 そんな記事の内容を半分忘れていたところ、今朝「六本木放送」で
オタク狩り
なる話題を耳にした。 
 話の発端はメイド喫茶の客引き店員(メイドさん)が、オタク風の男性を店まで案内したところ、
ナイフを突きつけられ猥褻な行為をされた
というものだった。
 その後、六本木放送が放送したのが、メイド喫茶のメイドさんが襲われるという話とは全く関係のない
秋葉原でオタクを狩りが多発してる
という内容だった。
 いかにも一般人から見て「オタク風」に見える人間に対してモザイクも掛けず、
許せませんね。暴力に訴えるのはよくありませんよ!
 その前のメイドさんに対する猥褻事件と関係しているのか?
 オタク狩りとメイド喫茶のメイドさんに対する事件と全然関係ない話じゃないか!
 方や警察がオタクを対象にした職務質問。
 今日の話ではオタクを狙った恐喝事件。
 「オタク狩り」と言うタイトルが同じだとしても、内容は180度も違うような話ではないか。
 まぁ、秋葉原でオタク相手の恐喝事件が多発しているという話はあり得る話だから良いとして、六本木放送のアナウンサーは視聴者にこう訴えかけた。
今年に入ってこのような事件が20件も発生しているそうです。
本当に、警察は何をやっているのでしょうかね~!!

 週刊※スキーに載っていたオタクを対象とした職務質問=オタク狩りと、頻発しているメイドさんに対する猥褻事件が頭の中で直結された訳ですよ。
 そうか!警察は多発しているオタク風男性によるナイフを使った猥褻事件を解決するために、職務質問を行っていたのだ!
 だけど、バックグラウンドを知らない人間から見ると、いたいけなオタクを警察がいじめているように見えるのだな…と。
 六本木放送局の手口というか、報道手法は何となく分かる。
 大して深い事実調査もせず、表面的な現象を主観で解釈し、視聴者に対して
権力に対する不信感だけを抱かせる
 そうとしか思えないですよ。
 それって、無責任どころか、犯罪行為だと思いませんか?
 報道機関としては…
 毎日大して面白くもない話題を誇張して、面白おかしいことが世の中にあふれているように報道するのは大変だとは思いますけどね。

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