マジンガーZ

2001年7月16日 / 役に立たない韓国語

 韓国語を勉強しているととても面白い表現が出てくるときが有る。
 日本語と韓国語は「ウラルアルタイ語」という同系列の言語であり、語順も同じで助詞も有るという・・・なんてかたっ苦しいことは抜きにして、これは!という表現や、生きた韓国語を紹介したいと思ってこの文章を書き始めました。
 さて、記念すべき第一回目の表現は・・・

A氏「いや~最近忙しくて全然寝てないよ!」
B氏「君ってマジンガーZだね」信頼度20%

ma-jing-geo-Z

上の様な会話が、全ての韓国人の間で、成立するとは限らないと思う。

 上の文章では、徹夜をしてもなんとも思わないタフな人間=強固なロボットのような人間を「マジンガーZだ」と形容している。

 お隣の国、韓国はつい最近まで、日本文化に対して非常に排他的、否定的に接してきたのは周知の事実であるのだが、韓国政府の赴くとは裏腹に、一般の韓国国民には日本の文化が垂れ流しのように伝わっている国でも有る。
 「マジンガーZ」も、韓国ではかなり流行ったアニメらしく、この表現を教えて下さった先生も「私、大きくなったらマジンガーZになりたい!」と真剣に夢見たという(^^;

 この「マジンガーZ」という表現は、ネイティブの先生が、ほかの先生と話している間に「ぽろっと」出てきた冗談に過ぎない。
 いま習っているネイティブの先生のほとんどは30歳前後であるから、先生という肩書きは抜きにして、昔の排他的な日本文化を知っていつつも、子供の頃から慣れ親しんできた日本文化を、このような比喩表現として使っているのも面白い話だ。

 さらに突っ込んで「君ってグレンダイザーみたいだね(意味不明)」と言って、通じたとしたら、その韓国人は日本のアニメに精通したアニメオタクかも知れない。

<04/10/17> 一部書き直し

原題「役に立たない新出単語」 <01/07/16>

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