千円床屋

2005年10月30日 / 宣教師の思考方式

 会社帰りに千円床屋に寄った。
 近所には更に安い900円床屋も有るのだけど、休みの日にはよほどのことがなければ動きたくない人間なので、今日のように仕事が早く終わる日に寄ることが多い。
 元々自他ともに認める秋葉系の私は、ヘアースタイルなんか特にこだわることは無いので、千円床屋が丁度良い。


 いつものように15分程待っていると、自分の番が回って来た。
店員「今日はどの位切りましょうか?」
私「前髪は眉毛に掛からないくらい、後ろと横は刈り上げて下さい」
 この千円床屋はもう十数回は通っているが、この注文で毎回予想していたありふれた髪型になる。
 間違ってもヨン様みたいにして下さいなんてことは思ったこともないんだけどね。
 千円床屋では世間話などは一切無い。
 私も半分目をつぶって「いつもの髪型」になることを予想していたのだが、いつもより髪の毛がバサバサと落ちる。
 そりゃ二ヶ月近く床屋に行っていなかったのだから、余計な髪の毛は多いのだけれど、いつもと違う感覚を覚えた。
店員「こんな感じでよろしいでしょうか?」
私「!?」
 途中、何度かちらちらと鏡を見ていて予想していたのだが、これまで私の想像していた髪型とは全く違った髪型になっていた。
 後頭部とサイドは5ミリ程度の極借り上げ。
 頂頭部と前髪は10センチ近くの長髪…
 そりゃさ…千円床屋だから多くを求めないし仕上がりだとか精度を求めませんよ。
 私がこの床屋に来た時には、かなり長めの七三だったでしょ!
 このアンバランスさで構わないのか?店員君!!
私「あの…悪いけどてっぺんと前髪…あと2センチくらい切ってよ」
店員「お客様、先ほど後ろとサイドを自然な感じに刈り上げて、前髪は眉毛に掛からないようにとおっしゃいましたよね…」
私「いいから、あと2センチくらい切ってちょうだいよ(ToT)、スポーツ刈りみたいでいいからさ…」
店員「お客様…あと2センチ刈ってしまいますと、髪の毛が立ってしまいますよ。最初私が『自然な感じに刈り上げます』と言ったじゃないですか…そうじゃなければサイドのボリュームを残して…うんたらかんたら…」
…(-“-)
 千円床屋に多くは求めません。
 千円床屋に「仕上がりが違うじゃないか!」なんて腹を立てながら文句を言うような野暮な事は言いません。
 千円床屋で『二度切り』は他のお客様の迷惑だと言う事も十分理解しています。
 だけど、あなたの床屋としてのセンスを疑います。
 来月もこの店来ますよ!
 結婚式の前日となれば、友人の店に行きますです。
 久しぶりにちょっと長めのスポーツ刈りになってしまいました(^^;

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