一応、PalmとMacOS10.5.2のシンクに成功…
2008年3月14日 / コンピュータ
つ、疲れた~。
iPod touchを購入後、久しく動かしていなかった電子手帳「Palm」ではあるのだけど、長年愛用してきたのだから、本当にぶっ壊れるまで使い倒したい訳ですよ。
それが新しいOSにバージョンアップしたら、ウントモスントも言ってくれないから、パソコンヲタクの宣教師さんとしては、なんとかしたいとがんばりました。
最終的判断は…
PalmはMacOS10.5.2でもiSyncでシンクできる!
ということです。
ただ、問題ありありなのヨネェ~(^^;
がっかりしないで最後まで読んでおくんなまし~
たかが電子手帳、されど電子手帳なんです。
酒も飲まずに、休みをほぼ丸二日、朝から晩まで掛っきりで実験を繰り返しました。
システム環境一覧
Mac mini(Intel Core 2 Duo 2Ghz/2GB)
MacOS X(10.5.2)
iSync 3.0
iCal 3.02
Palm Desktop 4.0B(Mac)
Handspring Visor Edge(Palm OS V3.5.2H 2.0)
作業1 OSのインストール
とにかくピュアな環境でやらないと、実験とは言えないので、またしてもOSの再インストールからスタートです。
この直後にPalm Desktopをインストールしました。
作業2 Palm Desktopのインストール
Mac版のPalm Desktopには日本語版と英語版がありますが、やはり日本語PalmOS機器を使うとしたら日本語版が良いようです。
実験の中でPalmDesktopMac V4.2.1ENというバージョンも試しましたが、デスクトップ上では日本語が文字化けしてしまい、メモ帳などではちょっと不便です。
ただ、この最新バージョンは一応iSyncでPalmOS機を認識させる作業を行うと、日本語に対応したiSyncコンジットがインストールされます。
作業3 Palm Desktopでシンクロ実験
どのプログラムがおかしくてシンクしないのでしょうか?
その経過を知るために、まずiSyncではなく、純正ソフトであるPalm DesktopでMacとPalmがシンクするか実験をしてみました。
Palm Desktop側のアドレス帳や予定表に適当な項目を入力して実験をしてみたところ、あっさりと認識してくれました。
つまり、この時点ではPalmとMacは完全にシンクしているということが判明しました。(そこまではわかっているって?)
作業4 iSyncでPalmOS機を認識させる
iSyncを起動して、デバイスメニューから「Palm OSの同期を有効にする…」を選びます。
iSyncが「iSyncコンジット」をインストールする作業が始まりますので、続けるボタンを押しましょう。
※iSyncに不要なコンジットファイルが移動される
この後、Palm Desktopのコンジットメニューで、iSyncコンジットを選択し、PalmOSを有効にする&日本語でバイスのラジオボタンをチェックすると、Palm Desktopで選択されたユーザー名とアイコンがiSyncに現れます。
この作業を行うと、Palm Desktopではアドレス帳や予定表、ToDo関連のシンクロができなくなってしまいます。
まぁ、iSyncを使ってiCalのデータをやり取りするのが目的ですから仕方ないですな(^^;
この作業を行った後、やっぱりPalm DesktopでPalmをシンクしようと思ったら、iSyncでPalmOSデバイスを取り除いた後、コンジットファイルを再稼働させるため
起動ディスク>ライブラリ>Application Support>Palm HotSync
を開きます。
「コンジット」フォルダーは現在有効になっているコンジットファイルが入っているフォルダー、「iSync Disabled Conduits」は現在コンジットが無効になっているフォルダーなので、必要なファイルを戻し、逆にiSyncコンジットを消去するか、「iSync Disabled Conduits」に入れれ、一応再起動しましょう。
作業5 iSyncで少量のファイルをやり取りしてみる
ここで気合い一発!
Palmのホットシンクボタンを押したら、なんとアドレス帳も予定表もシンクされました\(^o^)/
Palm、Macの双方で適当に予定データやアドレスデータを追加訂正したりしたところ、問題なく双方に反映されるではないですか!
この時点で、
iSyncはPalmOS機を見捨てていなかった(ToT)
ということがわかりました。
それじゃいったい何がおかしくて、以前はシンクできなかったのでそうか?
いっぺんにやってしまっては、どこで同問題になっているのかが判断つかないため、アドレス帳の実験からやってみました。
検証1 アドレス帳の問題点
まず結論から書きますと、アドレス帳に「家族」「会社」などのグループ分けがなされていると、全くシンクしないことが判明しました。
グループ分けをしていなければ、iSyncを使って相互にデータの追加訂正ができます。
…ですけど、やっぱりグループ分けされていないと大量のアドレス帳だと探すのが面倒です。
一旦Palmにアドレスデータをインストールした後、Palm側に同じようなグループ分けを行えば、一応OK。
一応相互に訂正も効くようです。
検証2 予定データの問題
私がPalmを長いこと使ってきたのは、韓国語の辞書機能、韓国語の単語帳機能のほかに、日記のように使える予定表が非常に便利だったからです。
Palmで予定表が使えなければ面白くない!
さて結論ですが、
※ 大量の予定データには対応していない
※ 複数の予定データには対応していない
ということです。
なんだ!使えないじゃん!って感じですけどね…
ここまで分かっただけでも、自分をほめてあげたい気持ちです(^^;
一応、実験は一段落しましたが、問題は山積しています。
正直、Palmを気持ちよく使うためにはMacOS10.4までの方が、良いようです。
これには一応訳があるような気がしています。
まず、iPod touchでも複数の予定表はサポートされておらず、予定データごとの色分けもできません。
つまり、複数の予定データを一つの予定データに統合し、iPod touchに送ってやらなければならないのです。
iCalが扱う予定データと、Palm Desktopが扱う予定データのフォーマットが違うので、iSyncは上手くデータをまとめられないのかもしれません。
もしかしたら、今後は複数データに対応する可能性もありますが、それはAppleにおまかせです。
Palmのために、ハードディスクをパーテーション分けして、MacOS10.4を入れようかとも思っていますが、本当はiPod touchがもっと発展して、予定データやアドレス帳、メモ帳の検索機能がついてくれたらもっと良いです。
そうなったらもう、Palmはお役御免で良いと思っています。
でももったいないなぁ…
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