引いて下さい

2008年4月28日 / 役に立たない韓国語


 今から2、3年くらい前、ユンソナさんが韓国料理屋を取材すると言う番組をやっていた。
 アナウンサーと一緒に、店に入ろうとするユンソナさん。
あれ?開かないわ…
 まさか、取材が来ると言っているのに、店が定休日であるなんてことはないだろうに…


 そう思っていたら、ユンソナさんが恥ずかしそうに、こう言った。
あらやだ、
당기세요 dang-gi-se-yo:引いて下さい
って書いてあるじゃない!(^^;
 そんな感じで、料理屋の取材が始まったのでした。
 この放送を見て、慌てん坊のユンソナさんが、ドアをよく見ないでドジってしまったという、微笑ましい光景に見えたのですが、実は意外なところで、韓国人の生態を表しているということを、後から教えられたのでした(^^;
 まず、結論から話したい。
韓国人はドアに「引いて下さい」と書いても意味が無い!
ってことなんです。
 乱暴な話ですが、これは良くも悪くも国民性を良く表していると思う行動なんですよ。
 このことに気づいたのは、平成20年の1月に韓国旅行をした時のこと。
 あちこち、ソウル中心に歩き回った旅行だったのですが、私はデパートなどに入るとき、目の前のドアが
引っ張って開けるドアか?
押して開けるドアか?

確かめながら入ろうとした訳ですよ。
 とあるデパートの入り口には
당기세요(Pull)
と書いていたので、ドアを引いて中に入りました。
 当然のことながら、その確認のため、店の中に入るまで1テンポ間がある訳です。
 ところが、横を見ると、引いて下さいと書いてあるはずのドアなのに、韓国の人達は有無を言わず、ドアを押して入っているんですよ。
 ちょっと驚きでしたね。
 話が前後しますが、「押してください」という表示は
미세요 mi-se-yo:押して下さい

ですが、韓国も様々な国の人が困らないように、日本同様に英語表記で「PUSH」と書いてあります。
 だけど、この表示が有っても無くても、韓国人はドアを押して入って行きます(^^;
 この話を韓国人留学生に話したところ、やっぱり心当たりが有るらしく、中には引いて入るドアなのに、ぶつかって行ってしまい、怪我をする人もいるとか。
 そのためでしょうか?ほとんどのドアは内側外側関係なく、押して入ることが出来るようになっているようです。
 それでは、押しても引いても開かない、引き戸はなんというか?
 答えは
미닫이 mi-da-ji:引き戸
 都内某所に、こんな不親切な引き戸が有りました。

 ドアノブがついているのに、引き戸なんて、不親切にも程が有ります。
 この引き戸だと、韓国人がぶつかること間違い無しです(^^;
 さて、ここで私も疑問がわいて来ました。
 韓国人の国民性として、猪突猛進という言葉が頭に浮かびます。
 一般家庭のドアはどうなっているかと言えば、押して入るドアが多い気がします。
 逆に日本の一般家庭のドアは、引いて入るドアが多いと思います。
 この理由の一つが、日本の玄関には靴が並べられているため、押して入ると、靴が邪魔になってしまうと言うこと。
 西洋の家庭は、靴を履いて家に入るため、ドアの入り口足拭き用のマットが有りますから、引っ張って開けるドアだと、マットが邪魔になってしまうケースがあるので、それぞれ文化の違いが有るのでしょう。
 韓国はマンションが多い国なのですが、どちらかと言うと西洋風のドア形式になっているため、靴を並べていると、結構入るのに邪魔になりますね。
 こんな体験をしたため、私も韓国旅行中、何も考えないで押して店に入るようにしました!
 さぁ、あなたも韓国に行ったら、猪突猛進!何も考えずにドアに体当たりして下さい。
 これこそ韓国流!
 万が一、당길 문 で有った場合、怪我をしても、当方は一切責任を負いません(^^;

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