住基ネット
2005年6月1日 / 宣教師の思考方式
今日は身体検査を受けた。
毎年のように「酒の飲み過ぎで、肝臓の数値に異常有り!」という検査結果をもらっていた自分であるが、昨年酒を1週間飲まずに検査を受けたら、ほぼ正常値に戻っていた。
今年も1週間酒を抜くぞ!と気合いを入れたものの、結局検査の前3日間だけの禁酒になってしまった。
さて、今年の結果はどうなりますことやら…
今日は韓国語学校の日。
いつものメンバー5人が全員出席。
この位の人数になると、会話も弾むし、色々な仕事をしている人たちから色々な意見が出てくるので面白い。
今回の話題は「住民登録番号」について。
なんでも、行政のミスから、数十年間住民登録番号を与えられず、高校入学はおろか就職もできず、山で暮らしていた人の話題から、いかに韓国では「住民登録番号が重要であるか」という。
そこで出てくるのは、我が国の「住基ネット」だ。
国民総背番号制に反対する人間や、行政のやる事など信頼できないなど、悪い面しか報道されない。
自分としては、そのような意見に逆に嫌悪感を持っている人間なので、「個人情報やプライバシーなんて、有って無いようなもの」だと思っていると発表したが、実際、自分でも住基ネットの番号をもらったものの、使う機会が全くないのだから、ありがたみを感じない。
我がクラスの重鎮からは「まだ開始されてから間がないので、これから良くなるでしょう」という意見も出た。
一方、市民オンブズマンという人たちは、お役所の情報は提供しろ!と強力な要請を行っている。
外務省だとか社会保険庁があれだけめちゃくちゃな事をやってきたのだから仕方が無いが、なんだか「自分のプライバシーは隠したいが、人のプライバシーは積極的に見せろ!」と言っているような気がする。
根本的に「権利」と「義務」は一対のものであるはずなのに、この国はどこかちぐはぐになっている。
またそんな事を考えながらビールを飲んでしまいました。
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