東京とんこつラーメン湯元

2008年11月1日 / ラーメン・麺類


ラーメン 750円
 いや~
 これだけ印象の悪いラーメンは久しぶりである。


 昼休み、いつものようにラーメンを食べようと思って、わざわざ湯本という店を訪ねた。
 この店は、カウンターが8席程しか無い小さな店であるが、とても目につく派手な看板が掲げられている。
 看板には都内某所の製麺所で仕入れた麺を利用しているとの表示もある。
 やはり一度は食べてみなければならないと言う、期待をする訳ですよ。
 だが、店の中を見るとどうも引っかかる…
 店に勢いを感じないというか、中途半端な食堂が
当店はラーメン専門店でござる
と格好をつけているというイメージを感じるのだ。
 店に入る前に能書きたれても始まらない。
 やはりラーメンを食べてからで無いと批判も出来ない。
 一抹の不安を覚えながら、カウンターに座りラーメンを注文する。
 厨房の中にはオジサン(自分より年下に見える)が愛想良く注文を受け、直ぐに叉焼の下処理を始めた。
 いきなりカセットコンロのボンベを利用したバーナーで、叉焼を焼き始めた。
 叉焼をあぶる店は結構あると思うけど、バーナーであぶるのは初めて見た。
 続いてどんぶりの中に醤油ダレの様なものを少しと、レンガ色のペーストをひとさじ入れ、ぐらぐらと煮えたぎっている豚骨スープを注いだ。
 麺の湯切りはちょっとしつこい感じ。
 手際が悪いと言う訳ではないが、そんな長時間(あくまでも印象の話)湯切りをしていたら、麺が冷めてしまうだろうなんて思ったくらい。
 どんぶりに麺を入れたら、麺の上にかなり大量の茹でたモヤシをうずたかくトッピング。
 更にモヤシの上に支那竹を丁寧に乗せ、その上に先ほどあぶった叉焼を重ね、頂上に輪切りにしたネギをひとつまみ。
 このボリュームで750円と言うのだから、ちょっとお得感があるなと思ったのですがね…

 麺は卵が多めの中太縮れ麺。
 スープと一緒に食べたのだが、こりゃなんだ?
 この店の名前どおり、東京豚骨というのだから豚骨醤油を出してくれるのだろうと思ったのに、豚骨を全く感じない。
 モヤシが沢山入っているせいもあるが、これは味噌ラーメンだ。

 あぶった叉焼自体にほとんど味がない。
 茹でた叉焼を焼いただけで、香ばしさと言うより、肉が焦げているという印象だけ。
 味付けがされていないバラ肉は、味噌スープの中で大した味の主張をしない。
 何度もスープを飲み直してみたが、豚骨独特の風味は生かされて無く、味が抜けてしまっている。
総括
 私がラーメンのスープをこれほど大量に残したのは久しぶりである。
 この店ではつけ麺もやっているそうだが、当分食べる気になりませんな。
 代金を払ったら、次回トッピングを一つサービスしてくれるクーポン券を貰った。
 味卵などは大体が100円となっているものの、トッピングを追加して750円でも納得できない味と値段である。
 今回、麺を大盛りにしなくて本当に良かったと思った。
 ラーメンの味でなく、製麺所で客を呼んでいるとしたら問題ありあり。
 なんでも美味しく食べられる、この私がだした評価はB。
 通常ならあり得ない評価です。
残念!

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