覆麺

2009年3月7日 / ラーメン・麺類


オ~!アンガ~ラ!
 なんじゃそれって?


 本日は久しぶりに気合いを入れてラーメンを食べに出かけました。
 テレビで話題になっていた「覆麺」というお店です。
 土曜日は開店が午前11時だということで、10分くらい前に最寄り駅に到着しました。
 事前にネットで検索し、住所だけ控えていたものの、正確なお店の位置は分かりません。
 路上に掲示してある地図を頼りにそれらしい路地を探します。
 途中、20人以上の行列ができている店を発見。
 まさか、覆面がこんなに行列ができている店だったのか!?と思ったら、ラーメン二郎でした。
 ちょっと安心。
 さらに、住所を示す一角を探したのですが…

オ~、ノンガ~ラ
 暖簾はおろか、お店の看板である覆面のディスプレイ(トップの写真)も出ていないではないですか!
 すでに4人のお客さんがミニ行列を作っていましたし、テレビで店の雰囲気を知らなければ分からなかったでしょうね(^^;
 さて、時計を見るとすでに11時を回っていますがまだお店は開きませんでした。
 まさか臨時休業?と思いましたが、店の中では店員さんが慌ただしく作業をしているようで、炒り粉出汁の香りが漂っています。
 ちょっと仕込みが遅くなっていたみたいです。
 11時10分頃、お店を開ける音がして、黒覆面の「Mr.ブラック」と、白覆面の「Mr.ホワイト」がどうぞお入りくださいとばかりに
キモサベ~!アンガ~ラ
と迎えてくれました。
 店に入ると
炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~(猪木ボンバイエ)
が永遠とかかっています。
 店員さんが覆面なので、プロレスのスパイスを利かせているのは分かるのですが、猪木さんとはあまり関係ないですねぇ(^^;
 まず食券を購入しなければならないのですが、残念な事に、本日は基本のラーメンとそのトッピングオプションしかやっていないそうです(ToT)
 普段はスープオフの油そばもやっていると聞いていたので、ちょっぴり残念。
 一軒二杯ならずです。
 客席はカウンターが8席のみ。
 2人の覆面店員は、手際良くラーメンを作って行きます。
 基本的に4人前ずつ作っているようで、5人目の私は第2ロット。
 その間、作業工程を見学させて頂きました。
 本当は覆面店員さんの作業風景も撮影したかったのですが、あまりにも忙しそうだったので、ちょっと写真を撮って良いか一声かけるのが申し訳なく思い断念しました。
 勝手にとっても良かったのですが、ラーメン写真を撮る人間としては、気が引けてねぇ(^^;
 さて、いよいよ私の注文したラーメンの登場です!

覆面大盛り 880円(普通盛り780円)
 券売機に書いてあったのですが、このお店は基本的に最初から大盛りだそうです。
 とは言うものの、麺の量は普通盛りで200g、大盛りで300g、特盛りで400gと、そう大した事は無いと思ったのですが、実際に出されたラーメンを見ると、大量のモヤシや大きな煮豚が2枚も乗っているなど、かなりのボリュームが有りました。
 まぁ、それでも私には大した量では有りませんでしたけどね(^^;

 麺は細麺より少し太いくらいの麺で、結構モチモチしています。
 あっという間にスープを吸い込んでしまうタイプの麺らしく、ほんの数分前に出来上がったラーメンなのに、麺にしっかりとスープの味が絡み付いてきました。
 肝心のスープですが、基本的に魚介系醤油に少し豚骨系のダシが入っているようです。
 味はちょっと濃いめですね。
 私はもう少し薄めの方が好みですが、これはこれで今の若い人には必要な味付けで有るかも知れません。
 余談ですが、このお店は「ガンコ系ラーメン」らしいです。
 ガンコ系というのは今回ネットで調べてみて初めて分かったのですが(私のラーメン知識はその程度)、以前秋葉原で食べた「八代目ガンコラーメン」がその系列店のようです。
 傾向として、ちょっとしょっぱいスープらしいです。
 正直、八代目はブログに書いた通り、しょっぱすぎでしたが、覆麺の塩分はギリギリの線というところです。
 大量のモヤシがしょっぱさを薄めてくれます。

 トッピングの煮豚は脂が載っていて凄く美味しかったです。
 冷凍状態でスライスするため、トッピングされた直後は冷たいですが、スープに浸して味を活性化させると、かなり良いですね\(^o^)/
 このお店では、スープを8割以上飲み干すと、
黒帯
の称号を与えられ、次回からは生卵サービスなどの特典が有るそうです。
 私も当然の事ながら、大盛りをスープまで間食し「黒帯」になり、Mr.ブラックから「マスターも素晴らし!」とお褒めの言葉を頂きました(^^;
 やはりしょっぱいスープなので、飲み干す人が少ないのかも知れませんね。
 ラーメンのスープを飲み干す事は、塩分の過剰摂取やカロリーの面からも、健康的にはあまり良く無いとされているのも事実です。
 それでも「毒を食らわば皿まで」と、ラオタはスープまで飲み干すのがマナーだと思っております。(最初から3軒以上行く時は別ですけど(^^;)
 なお、お子さんやお年寄りの為、スープを薄めにする事も出来るそうです。
総括
 味の好みと言ったら、私はもう少し薄い方が好きです。
 黒帯になると、更にスープを濃くしてくれるらしく、Mr.ブラックは「もっと美味しくなる」と話していました。
 店の味にケチをつけるつもりは有りませんが、ラーメンの好みとしたら、そう言わざろうえません。
 そういうものの、若干濃いめのスープに生卵を入れるとマイルドになるでしょうし、今回食べているうちに、生卵を入れてもらおうかと思ったくらいです。(追加50円)
 さてさて、ちょっと変わったラーメン屋として、何度かテレビで取り上げられ、有名になった「覆麺」ですが、やはりこのお店でも有名店が陥りやすいサービスレスが出ているようです。
 私がこの店をテレビで見た時、ネギを油で揚げてトッピングをしていたはずなのですが、今回はその光景はありませんでした。
 土日祝日は油そばの提供が無いなど、非常に忙しくなるため揚げネギをやっていないのかも知れませんが、平日もそうだとしたらちょっとがっかりです。
 また、トッピングオプションとして用意されている味付け卵も「今日は固ゆでです」と書かれている事を見ても、調理の手抜きと思える部分が見え隠れします。
 批判的な事ばかり書くのは嫌なので、補足をしておきます。
 ネットを調べたところ、ここ半年間くらいの間に、新しいスープを作るためMr.ホワイトが行方不明になったり、
覆面デスマッチ
と称して新作ラーメンを提供するなど、色々やっているようです。
 一杯ごとに作る揚げネギを省く事で、客の回転を揚げていると思えば仕方ないとも考えられますし、その分「黒帯制度」をもうけ、生卵サービスという手軽なサービスに変化しているとも思えます。
 それでもって、アンガーラなお店として有名になったこの覆麺。
 以前は
日本語分かりません
という表示が出ていたのが現在有りません。
 余談ですが、Mr.ホワイトは自称日本人として、Mr.ブラックの通訳兼アシスタントしてテレビで紹介されていました。
 一方、Mr.ブラックは外国人覆面ラーメンマスターとして、テレビでは
アンガーラ!
くらいしかしゃべっていませんでしたが、今回私が行った時には外国語訛りの流暢な日本語でべらべらしゃべっていました。
 日本の滞在が長いので、大分日本語が上達したみたいです(^^;
 色々長々と書いてしまいましたが、総じて美味しいラーメンだと思いました。
 また機会があったら行ってみようと思います。

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