魚だしラーメン 若竹
2009年4月4日 / ラーメン・麺類
白菜ラーメン 7000円
本日二軒目です。
ラーメンを食べているうちにとてつもないことが有りました。
このお店に入るのも初めてです。
お店の看板にも書いてある通り、どうやら今流行の魚の出汁をガツンと前に出したお店であると想像できます。
お店の中に入ると、少々薄暗く、ラーメン専門店という雰囲気を醸し出しています。
そう言いつつ、テレビが付いているところを見ると、大衆食堂的ですけどね。
何を食べようかと思いましたが、お店の前に出ていた白菜ラーメンを選びました。
ちなみにこの店は券売機はなく、お店の人にオーダーを直接言います。
ラーメンが出てくるまで暫く厨房を眺めていましたが、どうやら親子でやっているようです。
息子さんとお父さんの顔がそっくりです。
中年の女性はお母さんなのかな?
そんなことを考えていたら、ラーメンが出てきました。
白菜が乗っているラーメンです。
スープは若干濁っていますが透明感が有ります。
食べる前からこのラーメンが何を目指しているか想像をしていました。
そうです。
ラーメン粋家や神座(かむくら)の味を模しているのでしょう!
麺は細麺です。
茹で具合はそれなりですが、スープが今一なので麺の味も今一です。
私が想像した通り、やはり神座っぽいスープなのですが、かなり塩辛いです。
神座や粋家のラーメンは醤油ベースですが、白菜の甘みを殺さないようにかなりスープは薄めで、それこそ塩ラーメンと読んで良いくらいです。
そして神座を模したラーメンらしく、豚バラ肉も入っておりました。
残念ながら、豚バラ肉の味は塩味にかき消されほとんど感じませんでした。
このラーメンは白菜の甘みを出す以前に、ベースである醤油ラーメンを少しだけ薄めて出しているだけのような気がします。
それからスープが濁っているのが気になります。
もともとそういう若干濁ったスープなのかも知れませんが、麺の打ち粉が多すぎるのか、もしくは麺をゆでるお湯が汚れているのか、スープに雑味を感じます。
サービスで、食後のデザートが付いてきました。
シャーベットです。
確かレモン味っぽいものだと思いました。
シャーベットと言うより、かき氷を押し固めたようなざらざらとしたものでしたが、まぁサービスですから文句は言えません。
ちょっと今イチな店だなと思いつつ、シャーベットを頂いていたら、背後のテレビがいきなり臨時ニュースに変わりました。
テポドン2号発射!
これには少々度肝を抜かれました。
やるやるとは聞いていましたが、まさか本当にやるとは!?
そう思っていたら、数分後、誤報であると発表がありました。
ほっと一息ついた気分です。
マスコミがこの誤報騒ぎを新たな政権交代の材料に利用しないかと、少々不安になりました。
人為的なミスであるとのことですが、一触即発の事態なので、へたすると戦争に発展するかもしれないことですから、今回の事例を検証して、日本の防衛に役立ててもらいたいと思いました。
総括
消して不味い訳ではないお店です。
ですが、今回食べた白菜ラーメンはオリジナルの味に全く追いついていないのがダメです。
そういえば、このお店はラーメンの出前をやっているようです。
出前をやっている店はラーメンの味にあまり自信を持っていないと言うか、ホコリが無いと言う意見が有ります。
配達途中に伸びてしまう細麺を使ったラーメンですから、おいしいラーメンを提供しようとするラーメン店としては、心構えが今一なのでしょう。
だけど、出前のラーメンでもそこそこ食べられるものも有ります。
足の遅い麺を使えばスープも濁りませんし、固めに茹でておくなどの努力をすれば、味の劣化も最小限ですみます。
個人的にはこれであと100円くらい値段が安ければ許せると思っています。
経営って難しいでしょうけど、それ以前にお客は若干高くても美味しいものを食べたいと思っていることを忘れないでもらいたいものです。
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