DANDELION 4.3(4) 工作編

2009年4月9日 / 写真・カメラ


 eBayで注文したDANDELIONチップ5個セットが到着しました。
 何とも人を小馬鹿にしたような簡易包装にどっきりです(^^;


 さて、箱を開けると小さなビニール袋の中にDANDELIONチップが5個無造作に入っていました。

 いや~、なんとも薄くて直ぐに壊れそう。
 良く観察すれば、以前購入したレンズアダプタ付きDANDELIONに付いているものと全く同じです。
 下の写真を見て下さいよ。
 eBayで注文したDANDELIONチップは、今回届いた物とデザインと違うんですけどね…

 カメラ本体に接触する接点は真っ平らで、チップは裏面に配置されています。
 新設計のチップだと思ったから注文したんですけど、まぁ中国(台湾)の人のやることですから、この程度のことは目をつぶらなければならないのでしょうかね(-“-)
 動けばそれに超したことは有りませんが、不良品が混じっていたりしたらやだなぁ…
 早速、手元にあるOMレンズをFour Thirdsカメラに着けるマウントアダプタに装着してみましょう。

 まず、マウントアダプタをFour Thirdsカメラにはめ、中央の接点の位置にマーキングします。
 念のために、左右の接点位置にもマーキングします。
 この写真では結構太めの線になってしまいましたが、精密な作業をする為にも、極細サインペンなどを利用することをお薦めします。

 DANDELIONチップに瞬間接着剤を3カ所程度塗り、仮接着します。
 瞬間接着剤が山盛りになっているのは、装着実験を行ったとき、十分な強度を持たせる為です。
 最初から全体に瞬間接着剤を塗ってしまうと、再接着するのが大変ですから、仮接着は数カ所にしておくのが良いと思います。

 カメラ側はチップの基盤が真っ平らになるように調節します。
 瞬間接着剤が硬化するのを待ってから、装着実験をしてみます。
 緊張の一瞬!

 やった!来た!
 DANDELIONのデフォルト設定である
50mm F2.8
になってます!
 しかし、接点の位置が少しずれると…

 DANDELIONチップを認識しません。
 付け直しです。
 今回DANDELIONチップの装着作業を5個分行ったのですが、一発で認識したのが3個。
 認識しなかったため、再接着したのが1個。
 M42アダプタに至っては、クリアランスが上手く行かず、4回以上再接着しました(ToT)

 プログラミングモードに入ってみて、設定を変更できるか確認します。
※ 上の写真はレンズの焦点距離を100mmに変更したものです。
 しかし、マニュアルが英語しかないので、このプログラミングモードの入り方が今一理解できてないのですが、実際にプログラミングしても、一発で設定を変更できないことも多くて不安になります…
 こんなもの人に売って大丈夫かな…
 さて、仮接着の次は本接着です。

 DANDELIONチップは設計がチープなので、マウントアダプタとの隙間が結構空いています。
 この隙間に瞬間接着剤を毛細管現象を利用して流し込み、更にチップとマウントアダプタのつなぎ目に瞬間接着剤を多めに塗ります。
 瞬間接着剤は「物と物を瞬間的に接着させる」機能を持った接着剤ですが、物と物を圧迫しないと瞬間的に硬化せず、長時間硬化しません。
 瞬間接着剤を瞬時に硬化させる化学薬品も有りますが、この程度の接着作業には予算オーバーなので時間が経つのを待ちます(^^;

 完全硬化したら一応完成です。
 瞬間接着剤は硬化すると有る程度の弾力性と固さが有るのでこのままでも利用可能だと思います。
 しかし、接着麺が1ミリ以下であるため今後マウントアダプタを長く利用する為に、エポキシパテやエポキシ接着剤で補強した方が良いでしょう。
※ 後日談
 私は高校時代までプラモデル作成にハマっていました。
 本気でプロのモデラーになろうと思ったことも有ります。
 そんな私が、瞬間接着剤の機能をすっかり忘れていたんですよ…
 上の文章にも書いたとおり、瞬間接着剤を大量に塗ると、硬化に時間がかかります。
 一個目のマウントアダプタにDANDELIONを装着し、瞬間接着剤がある程度硬化した状態で実験していました。
 作業も上手く行ったので、レンズをカメラから外して、レンズキャップを付けてそのまま寝てしまいました。
 次の日、DANDELIONの付いたレンズを見たら…
ウギャ!Σ( ̄□ ̄|||)

 瞬間接着剤は硬化(気化)する過程でガスを発生します。
 このガスの中には瞬間接着剤の成分が含まれているんです(ToT)
 おかげでレンズキャップや、レンズ本体に瞬間接着剤が白く付着していました。
 幸い瞬間接着剤の量が少なかったため、布で強くこすったら落ちましたけど、これがカメラ本体に付けていたらと思うとぞっとします。
後日談2
 瞬間接着剤と一緒に買って来たエポキシパテですが、思った以上に硬貨時間が早く、どうやって貼付けるか考えているうちに固まってしまいました。
 硬貨前のべたついている間に作業を終わらさないといけないのに、アダプタを汚さないようにエポキシパテを着けるのは至難の業です。
 とりあえず、瞬間接着剤の圧塗りで対応したいと思います。

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