iPhone分解 (8) デジタイザの移植は可能か?

2009年10月2日 / iPhone・iPad


 写真右側に移っているのが、前回のコンテンツに登場し、フロントシャーシから引き剥がされたフロントパネルパーツ。
 それじゃ、左側と言いますと…
フロントガラスだけ!
なのであります。
 このフロントガラスに、デジタイザを移植できたら補修はかなり安くなるはずですが…
 やっぱり想像以上に難しい作業でした…(-“-)


 デジタイザはどのようにフロントパネルに張り付いているのでしょうか?
 全く想像ができません。
 おそらく、糊か両面テープの部類で「縁だけ」張りついているのではないかと仮定して作業を始めました。

 いきなり使えるデジタイザ付きフロントガラスで作業をしてしまうのは怖いので、以前手に入れていた、すでにデジタイザも壊れているパーツで研究と練習をしてみます。

 すでに壊れているものなので、容赦なくドライヤーの熱風を当て、パーツを熱々にします(^^;
 デジタイザとフロントガラスの間に、カッターナイフを入れてみました。

ありゃりゃ…(-“-)
 カッターナイフでデジタイザとフロントガラスの間を這わせてみたところ、その刃の軌跡に沿ってバキバキと割れて行くではないですか!
 いくら熱を加えても一向に作業は進みません。

 もうどうせ壊れているものなのだからと、バキッと割ってみることにしました。
 驚いたことに、デジタイザは周辺部分だけではなく、非常に透明度の高い両面テープか接着剤で張り合わせてあることが分りました。
 これでは移植どころの騒ぎでは有りませんね…orz
 今のところ判明したフロントパネルパーツの構造です。
—– → フロントガラス
—– → 両面テープか接着剤
—– → デジタイザのタッチセンサーシート?
—– → デジタイザのガラス
—– → デジタイザ透明保護シート
 今回紹介したフロントガラスパーツは、iPhoneを入手する前に、1500円程で入手しました。
 その後、eBayなどを調べてみたところ、現在は800円程度で手に入れられます。
 しかし、
デジタイザは生きているから、フロントガラスだけ交換すれば安く上がる!
と言うのは、とんでもない誤解であることが分りました。
 ネットで調べたところ、デジタイザに傷を付けること無く、フロントガラスだけをナイフで少しずつ割り進みながら、ちまちまと粘着テープを取って行くなんて言う、とてつもなく時間と集中力を要する作業をしている人がいました。
 絶対無理ではないと言うことは分ったのですが、とても自分ではやりたく無いですね。
 デジタイザとフロントガラスが一体化したパーツは、現在円高の影響も有って、1500円程度で入手可能のようですので、素直に一体化したパーツを購入するのが一番安く修理が上がると思います。
 今回は良い勉強になりました…(ToT)

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