DVD-RAMからDVD-ROMへ

 片面で2.6G、両面合わせて5.2Gという大容量バックアップメディアとして登場したDVD-RAM。
 デジタルビデオ編集のバックアップなど、相当期待して購入してみたものの、あまりの読み書きの遅さに閉口していた。


すでに友人の元へ

 大容量のバックアップをしようと思ったら、とてもじゃないけど作業が出来なくなるくらい時間がかかるのだ。
 平均的なコピーの速度は毎秒100KBを下回ることも有り、体感的にはMOのコピー速度の半分くらいと言うところだろうか。

 DVDというからには、DVDのビデオソフトも見たくなるのが必然である。
 ところがMacではAPPLEの機能拡張書類などに致命的な欠陥が有り、発売以来DVDビデオを見ることが出来なかった。
 その後やっとのことで発売された「REAL magicDVD HOLLYWOOD+」というデコーダーカードも、使い勝手があまりよろしくなかった。
 やっぱりWindowsマシンが一台欲しいと思った理由の一つに、少なからず融通の利かないこいつの存在が見え隠れしている。
 むちゃくちゃ遅くてストレスのたまるDVD-RAMより、やっぱり640MのMOの方が使い勝手が良いと感じてきた。

 それならDOS/Vマシンをおっ立てた勢いで、「えいや!」と整理してしまうことにしたのだ。

 個人売買でDVD-RAMとデコーダーボードを売り払い、手元に残ったお金でDVD-ROMを購入してしまった。
 驚くことに付属していたソフトウエアデコーダーで、非常に快適にDVDビデオが再生できた。
 正直な話し、新たに購入したDVD-ROMの値段は、Mac用デコーダーカードの個人売買価格とほぼ同じである。
 時々シーク時に止まることが有るけど、全くの許容範囲だ。
 止まってしまう理由というのは良く分からないが、見たいシーンに直接アクセスできるように、バラバラに存在しているDVDムービーを連続再生するさい、次のムービーに移動するとき時間が掛かっているのではないかと思う。

 弟の話によると、AMD社のK6-2 500MHzを乗せたマシンではソフトウエアー再生がうまくいかなかったらしい。
 CeleronプロセッサとATI 3D RAGE PRO AGPの組み合わせが思いの外良かったということだろう。
 ジャンクや中古品を集めて作った激安第一に作ったマシンのはずが、以外にもかなり良い選択をしていたようで、棚からぼたもちのような気分である(^^;

 こんなことなら、8倍速のCD-ROMを買わなければよかったかなぁと、ちょっぴり後悔している。
 もっともそいつは2千円ちょっとだから、痛くもかゆくもないか(^^;

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