おやすみなさい

■ 僕の趣味は・・・

 早いもので、前回のコンテンツを書いてから7ヶ月以上経ってしまいました。
 書きたいネタというものも有ったには有ったのですが、どれも取るに足りないことばかり。
 便所の落書きのようなこのWebPageを心待ちにしてくれている人も少ないですしね。

 さて、昨年(平成12年)4月から韓国語の勉強を始めたのですが、もう一年勉強することになりました。
 正直言ってこれほど勉強が面白いと思ったころは生まれて初めてです。
 どんな言語でも初めのうちは苦しいですが、有る一定の水準を超えると、乾いた砂が水を吸い込むがごとく、知識という水をどんどん吸収してゆくようになりました。
 と、格好の良いことを言ってみたものの、30歳を超えて始めた語学というものは、若い人に比べると飲み込みが遅く、大して喋ることもできないのが現場であります。

 2年目の勉強は学校が変わりました。
 先生も大幅に変わったわけで、新しい先生はかならず「自己紹介をして下さい。」と言います。
 その中で「私の趣味はパソコンです。」といいます。
 それじゃパソコンで何をやっているかというと、最近はHomePageの更新も全然やっていないし、Mac関連のメーリングリストはROM(見ているだけという意味)同然です。
 一体全体、私はどうなってしまったのでしょうか?
 パソコンを使っていないのに、パソコンが趣味だと言うのが、ちょっぴり不自然に思えるようになったのです。

 じゃぁ、今の趣味はと胸を張って言えるものと言ったら・・・「韓国語の勉強」ですかね(^_^ゞ
 半分は、自分にそう言い聞かせている面も有るんですが、あながち冗談では無くなっているのも事実です。
 何しろパソコンを触っている時間より、韓国語の勉強をしている時間の方が多いのですから。

■ マグナ復活計画

 平成12年の末、通算44台目のパソコンを購入した。
 PowerMacintosh7300/180だ。
 ところが購入してからわずか数日で壊れてしまったのである。(浮気は厳禁参照

 思い起こせばこのコンテンツである「じゃじゃ馬号」も、紆余曲折有りながら何とか使い物になるように仕上げてきたわけで、しなくても良い苦労が後々大きな経験になってくるということを教えてくれた思いで深いマシンである。
 趣味がパソコンと言いながら、パソコン一台なおせないのか?と自分に言い聞かせ、実に7ヶ月ぶりに44台目のマシンの修復に乗りだしたのである。
 けっして、次の日提出する宿題から逃げるためではない(-.-;)

■ 大きな認識不足

 パソコンの修理というものは、修理する人間のスキルによって、修理不可能、修理可能とに二分される。
 簡単に言ってしまえば、どこが壊れているかがわからなければ、部品交換も不可能だ。
 仮に単純な断線だったら、ハンダ鏝などを使って修理することも可能だが、パソコンというものは非常に細かいパーツの集合体であり、例え断線が目に見えたとしてもそれを修復するためには、非常に高度な技術と知識が必要な場合も多い。

 正直言って私のスキルは大したことはない。
 簡単な電子工作はできるものの、トランジスタの仕組みも今一わかっていない。
 それじゃパソコンの修理ができないかというと、そうでもないのだ。
 電源、Logicボード、メモリー、ハードディスク、と言ったパーツ単位で「生きているか、死んでいるか」がわかれば、そのパーツを取り換えれば良いだけの話である。

 私が7300/180を買った理由はPowerMac8500と兄弟機種であると思っていたからで、Logicボードの移植なども簡単だろうと思っていたからだ。
 メモリスロットや、背面のインターフェイスのレイアウトも同じだし、何とかなるだろうと思っていた。

 ところが実に数年間そう思い続けていたにもかかわらず、今回蓋を開けた時点で(いや何度も見ていたはずだが)自分の認識の甘さを痛感することになった。


8500Logic


7300Logic

 ミニタワー型の8500と、デスクトップ型の7300とは電源コネクターのレイアウトが異なっていたのである。
 いや、ここまでは何回もLogicボードを眺めていたので周知の事実であるのだが、一番の問題が出てきた。
 画面中央、電源コネクターのピンの本数が違っており、互換性がないことがわかったのである。

 この段階で8500のLogicを流用した「相対実験」ができなくなってしまった。
 つまり7300の故障個所がLogicボードに有るのか、電源であるのか絞れなくなってしまったのだ。

 先日秋葉原でPowerMac7200の電原付き筐体が3,000円程で売られていたため、衝動買いしそうになった。
 またジャンク屋で7300のLogicが5,000円程で売られていたのも知っている。

 おそらく1万円も有ればこの7300は復活するだろうが、じゃじゃ馬号も使わなくなったし、わざわざ追い銭を出してまたもう一台使わないマシンを増やすのもどうかと思い、むなしく7300の筐体を閉めることにした。

■ じゃじゃ馬号、おやすみなさい

 なりゆきでじゃじゃ馬号を分解してしまい、元に戻すのはそう難しいことではなかったのだけど、PowerMacG3(愛称出戻り号)にATIのグラフィックボードを移植することにしました。
 じゃじゃ馬号はLogicに直着けされているグラフィックボードが死んでいるため、PCIのグラフィックボードがないと役に立ちません。
 しかしこのATIのグラフィックボードには、ビデオ入力回路及びテレビチューナー機能も着いており、部屋で「韓国語のビデオ」を見るとき重宝するのです。
 これまではビデオを見るときにはじゃじゃ馬号、インターネットは出戻り号と使い分けていたのですが、モニタ切換機には2台しかパソコンが繋げません。
 Macだけでは不自由する事も多いので、昨年作った自作機の電源ケーブル、ビデオケーブルを抜き差しして使ってきましたが、もうこの辺でじゃじゃ馬号に隠居してもらうことにしました。

 弟が遅くても構わないからCD-Rを焼けるマシンが欲しいと言っているので、譲ることも考えていますが、あれだけ他人の手に渡ると途端に不機嫌になってしまうマシンですから、いくら弟でも安心して渡せません。

 じゃじゃ馬号、しばらくお休みなさい!

<01/07/15>