P4製作後記

 初の自作PC「明日論君(仮名)」を作ってからほぼ2年がたった。
 巷ではギガマシン(CPUのクロック指数が1GHz以上のPC)が手ごろな値段で作れるようになったという、悪魔の囁きにも似た話しで持ち切りだった。
 そしてついに心の衝動を押さえきれず(早い話が衝動買い、衝動製作というべきか?)満を持して製作にとりかかった。
 しかし、現実にPentium4/1.6GHzを触っても「さすがギガマシンだ!」と思えるところはほとんど無いのが悲しい。

<2002/03/09>

新規購入品一覧(※ 金額は記憶が曖昧なので大体の金額です。)

品目

金額

CPU

23,000
M/B 10,000
電源付き筐体 6,000
サウンドカード 6,000
グラフィックカード 10,000
DVD-ROM 8,000
合計 63,000

■ トラブル1 グラフィックカードのトラブル

2002/01/末

 CD-ROM(CD-RW・DVD-ROM)、メモリー、ハードディスク、筐体、電源、音源ボード、グラフィックカードは、明日論君(仮名)の物をそのまま流用するつもりだったので、秋葉原ではCPUとM/Bだけを購入した。
 二つで3万5千円程であった。
 「たった3万5千円でギガマシンが手に入るのだ」と浮かれたのがいけなかった。
 順番にパーツを組んでゆくとなぜかグラフィックカードが刺さらない。
 なんだこのM/Bは!不良品だったのか!と文句の一つも言おうと思ったら、何て事はない。
 知らないうちにAGPポートの規格がバージョンアップしており、私の持っていたビデオカードは過去のものとなっていたのだ。
 余計な恥をかかずにすんだ(^_^ゞ
 秋葉原に行くのもかったるいので、近くの電器店で手ごろなグラフィックカードを購入。

■ トラブル2 メモリーのトラブル

 パーツを組み立てた直後からまともに起動してくれず、バイオスの設定画面すら出て来なかった。
 その後OSをインストールしようにも、途中でハングアップしてしまった。
 いったいどうなっているんだ(-_-#
 もしかしたら明日論君(仮名)の時に使っていた電源がこのロジックボードに対応していないのではいか?という想像をしてみた。
 このままでは埒が明かないので、結局秋葉原に筐体を買いに行った。
 P4対応と明記されている激安品を購入。

 だが新しい筐体を与えても、症状は全く改善されなかった。
 結局、私より自作マシンに詳しい弟に見てもらったところ、メモリーが原因だった。

 このメインボードはSD-RAM PC133という規格のメモリーに対応しているのだが、私がいれた2枚のメモリーのうち1枚が不良品であったようだ。
 メモリーのクロックスピードを100MHzに落とすことにより、何事もなかったように作業できるようになった。
 しかし、折角133MHzで動くのなら、少しでも早いほうが良いということで、メモリーを1枚だけにした。
 メモリー1枚と言っても、256MBであるから当面問題はないと思う。
 この規格のメモリーは256MBで1,500円程で売られていた時期があったのだが、今では6,000円程に高騰してしまった。
 やはり安いうちに大量購入しておけばよかったと思う(^_^ゞ

■ トラブル3 音源ボードのトラブル

 このトラブルを解消するのに、実に1ヶ月以上の時間を要した。
 私はInternetに流れているラジオをMDにコピーするため、光デジタル出力(S/PDIF)を愛用していた。
 ところが、この音源ボードを新しいマシンに入れたところ音声がブツブツ切れてしまい、とても聞くに堪えない物となってしまったのだ。
 新しいドライバー、古いドライバー、あれこれ試したのだがまったくだめ。
 音楽CDの音声には全く影響がなく、ネットワークカードのアクセスに合わせて音が切れているようだ。
 Windows98、98SE、最新のXPとOSを取っ換え引っ換えインストールしても全くダメ。
 実にOSのインストール作業は20回を超えてしまった。
 これだけでも物凄い時間のロスである。


なぜ音源ボードごときでこんな画面まで出るんでしょう(-"-)

 あまりにも馬鹿馬鹿しくなったので、光デジタル出力を諦めようとも思ったのだが、ラジオの音声が入ってくると自動的に録音を開始し、音声が無くなると一時停止してくれるという、非常に便利な機能が忘れられず、結局新しくサウンドカードを購入することにした。

 ちょうどソフマップに5,000円程度の中古品が出ていたので購入したのだが・・・
 この中古品も私の手を煩わすことになった。
 全く音が出てくれないのである。
 また新しいドライバーを探し回り、OSのインストールを繰り返し・・・
 明日論君(仮名)を再度組み直して、このサウンドカードを入れてみたりもしたのだが、やはり全くだめ。
  作業中自棄になっていたら、筐体に手を噛まれてしまった(-_-#
 3日目になってもうやってられない!と、この音源ボードを返品をして現在の音源ボードを購入。

 ところがこいつも一発で動いてくれなかった。
 韓国語のラジオを聞くための「RealPlayer」は正常に動くのだが、「Windows Media Player」から音が出てこないのだ。
 原因は不明だが、WindowsXPにしたところ、やっとのことで音が出るようになった。(-。-)y-゜゜゜

 フロントに光入出力装置がつく優れ物で、とても重宝している。

<2002/03/09>

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