iPodが壊れた

 

 iPodを楽しみ初めて数ヶ月。
 通勤時の学習にも多いに役立ってくれた。
 平成14年の8月末には4000曲もの音楽が保存できる20Mバージョンまで発売、同時に待望のリモコンまで発表され、ますます便利になってゆくであろうと思っていた矢先のことだった。


音量の調整、先送り、巻き戻しが出来るだけ。
再生中の曲や、現在の情報が表示されればもっと良いのに・・・

 その日も通勤途中に音楽を聴こうと思ったら、電源が入らなかった。
 調べてみると、ロックスイッチが解除されていたので、昨晩充電が終わって鞄に放り込んだとき、再生が始まってしまい、電池が無くなってしまったのだろう。
 ところが、自宅に帰り充電をするためMacに接続したのだが、全く反応が無かったのだ!

 FireWireケーブルが断線したのか?慌ててケーブルを変え、iPod専用充電器を出し接続してみたのだが沈黙のまま。
 唐突に、そして何の前触れもなく僕のiPod君は「壊れて」しまったのだ(ToT)

 一時は分解を考えてみた。
 何かのショックで治るかも知れないし、あばよくば、5GのHDをもっと大容量のものに交換するなどにもチャレンジしてみたかった・・・
 だけどiPodの筐体はどうやって開けたら良いのかよく分からない。
 Internetを検索したところ、何件かヒットして「簡単に開く」とだけ書いてある。
 しかしピッタリ接合されたように見える筐体にドライバーをさしたらすぐ傷がついてしまうだろ。
 買ったら自分のもの!という人間なので、是非とも一度中身を拝んでみたかったのだが、今回ばかりは諦めることに決定した。

■ お店に行く

 忙しい合間を見て閉店間際の秋葉原の某店を訪れ「僕の可愛いiPodチャンが動かないんです!」と泣きつくと、店員はAppleのサポートセンターの電話番号が書いてある小さな紙をくれた。
 「お店ではApple製品の修理受付はやっていないんです」とのこと。
 せっかく秋葉原で途中下車したのに、無駄な時間を過ごしてしまったようだ。

■ Appleに電話する

 昼休みにAppleのサポートセンターに電話してみた。
 延々、流れる「お待ち下さい」のアナウンス。サポート電話は無料だから良いものの、普通に携帯電話で掛けたら相当な料金になるだろう・・・
 やっとのことで受付の人が出たので、現在の状況を話す。
 受付の男の人は考えられるだけの復旧手段を教えてくれたのだが、全て事前に試してみたことばかりだった。
 受付の人は「AppleのホームページにiPod専用の修理受付Pageが有るから、そこから手続きをしてください」と寂しく言ってくれた(ToT)

■ WebPageでの手続き

 AppleのHomePageから「iPod修理サービス」Pageに飛び、必要事項を入力してゆく。
 ところがここで疑問が出てきた。
 僕のiPodは個人売買されたもので、実際に購入した日付が分からないのだ。
 Appleに登録されているものだとしたら、シリアルナンバーと購入の日付が狂ってしまったらエラーになるはず・・・
 結局適当な日付を記入して先に進む事が出来たのだが、本体の修理が不可能な場合は本体交換で3万3千円も掛かると書いてある。
 くそ!落としたわけでもないのに、メーカーにこれだけの金を払わされる可能性が有るとは!
 最近iPodの保証期間は延長されたと聞いたのだが、私が購入した機体はとっくの昔に無償サポート期間は過ぎている。
 有償になる可能性は高かったが、通信欄に「見積りを出してくれ」とだけ書いて手続きを終了。
 忙しくて梱包する箱を探すのに時間がかかったが、着払いでAppleの修理センターに送った。
 さて、いくらぼったくられる事やら・・・

■ 意外な結末

 修理依頼手続きが終わると、Appleからメールが送ってくる。
 そこに記入されているアドレスをクリックすると、現在の修理進行状況が表示されるのだ。

2002-09-21 06:28:43 ご依頼内容の受付中
2002-09-24 07:48:56 お客様のiPod 到着

 いったいどこが壊れていたのかレポートを待つことにしたのだが、2日経って進行状況のチェックをしてみて驚いた。

2002-09-26 09:48:28 検証結果:現象未再現
2002-09-26 16:49:15 ご返送済み

 なに!現象未済現だって!
 それじゃなにかい?僕のiPodがAppleに到着するまでの間、振動か何かでびっくりして目を覚ましたというのか?
 これはどうも怪しい。
 私は今回の故障はiPodの欠陥ではないかと睨んでいる。
 だからこのような表現をしているに違いない。
 WebでiPodの修理に関する記事を検索したところ、iPodのファームウエアーのバージョンが古いと、電池が完全に無くなると復旧しなくなるという記事を見たことが有る。
 最近メインのMacを買い直したのだが、その時iPodを繋いだとき、自動的に「最新のファームエアーに更新死しますか?」という表示が出たので、てっきりそれが最新版だと思っていた。
 記録を見るとその時のファームウエアーのバージョンは1.1、手元に来たiPodのファームウエアーはVer.1.2になっていた。
 まだiPodのファームウエアーが古い人は至急ファームウエアーの更新をすることを御奨めしたいと思う。

 結局一銭も掛からず、修理依頼から一週間程度で戻ってきたのは不幸中の幸いであった。

<02/09/28>

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