スゴ録分解作戦(2)

■ DVD取り外し編

 昨日に引き続きスゴ録君の分解作業
 今日のお題は、DVDドライブの交換が可能であるか否か?である。

 DVDドライブをPCに連結するためには本体からドライブを外さなければならない。
 DVDドライブへのアクセスは、少々手間がかかるが難しくはなかった。
 メインの基盤から伸びているフラットケーブルを外し、ねじを抜く。
 気をつけたのは復旧作業に必要なケーブルの取り回しを記録しておくこと。
 そして、ケーブルに傷を付けないことくらいだろうか。

 ハードディスク同様、DVDドライブも台座に固定されていたが、固定されている順序を考えてねじを外せば、比較的簡単に取り外しが出来る…と、思ったら問題が発生した。
 DVDドライブのフロントパネルが、スゴ録本体のフロントパネルに挟まっているため、ドライブを取り出すことが出来ないのだ。
 ここまで分解して、気がついたことなのだが、また組戻すのには手間がかかる。
 DVDドライブのフロントパネルは、ドライブのトレーが出れば簡単に外れるものなのだが、電源が入らないと作業が進まない。

ドラえも〜ん、DVDドライブのトレーが出ないんだよ〜
しょうがないな〜、のび太君は

 ここで奥戸商会の知恵を借りることになった。
 すると奥戸商会は、なにやら怪しげな道具を取り出してきた。

ふぁふぁふぁ、ふぁ〜ん、USB直結キット〜
これはね、むき出しのドライブ類をUSB機器に変換してしまう機械なんだ。
秋葉原で900円位で売ってるよ!

 ん〜ん。
 これは便利な道具である。
 今度買お〜っと

 さて、このキットをDVDドライブにつなげたところ、PCではSONY製のDVDドライブとして認識したのだが、マイコンピュータにドライブのアイコンが出てこない。
 すると、DVDドライブを認識させたPCの動作が不安定になってきた。
 もしかすると、このDVDドライブもUNIX系OSで動かすために、ファームウエアーがいじられているのかも知れないし、もしかしたら分解したことによって故障してしまったのかも知れない。

 せっかく作業終了後、ビールでも飲もうと思っていたのに、無駄な時間が過ぎて行く。
 最後の手段。

ふんが〜、ふんが〜
バキ!

 後先考えず、DVDドライブを揺すってみたらフロントパネルが外れました

 今回、私はとりあえず部品を破損すること無くドライブを外せたが、力任せはお勧めしない

 さて、USB変換キットで認識しなかったのだから、今度はPCに直接つないでみることにした。
 ところが、バイオスレベルではDVDドライブとして認識しており、マイコンピュータにもアイコンは出るのだが、やぱっぱりドライブとして認識してくれないようだ。
 このドライブは、普通のドライブと違ってトレーを出すためのスイッチが見えないのだが、フロントマスクを外してみたところ、非常に小さなマイクロスイッチを発見。
 電源だけ入れて押してみたところ、トレーが排出された。

 やはり、ファームウエアーですかね〜。
 この実験で、より高速なドライブに交換することは無理であることが判明しました。
 何とも無駄な時間を過ごしてしまいましたが、これはこれで知的好奇心を刺激されてよいものです。

<06/03/26>

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