クラッシック(邦題:ラブストーリー)

お勧め度 ★★★

 大学に通っている主人公の女性が、同じ大学に通う演劇部の先輩を好きになるのだけど、その先輩は自分の友人とすでに付き合っていた。
 主人公は友人からラブレター(電子メールだけど)の代筆を頼まれたり、デートに付き合わされたり、悶々とした日々をすごしていた。

 ある日、主人公は母親が大切にしていた、昔の恋人とのラブレターや日記に目を通すようになる。
 そこには、友人の恋人を好きになってしまった「ラブストーリー」が綴られていた。

 タイトルの「クラッシック」とは、現代風の体を求めあうような恋愛ではなく、美しくも切ないクラシカルな愛と青春を表している。
 お互い惹かれあいながらも、親友や親たちの手前、好きあっていると言えない、愛情と葛藤を切なく描いた映画だったと思う。
 出だしはかったるいけど、一度見始めてはまると、もうどっぷりだ。
 本当に切ない話だけど、最後には涙があふれてくる映画でした。

 さて、ピュアな目で見ていれば素敵な映画なのだけど、いやらしい目で見れば、こういう部品を組み合わせてゆけば、お客は涙するなと計算しつくされた映画だといえると思う。
 なにしろ、この映画には韓国映画の王道が詰まっている。

・ 親のいいつけで引き裂かれる二人
・ 突然の夕立の中、雨宿りをする二人
・ 恋人が失明
・ 恋人の死
・ 時代に引き裂かれる二人
・ 一度引き裂かれながらも、偶然再会する二人

などなど…
 愛の奇跡と言いながらも、悪く言えば韓国映画のワンパターンを感じてしまう。
 パターンが読めるから、終わりはどうなるか数本の結末を想像したのだが、その一本がまさにドンぴしゃりだった。
 逆に言うと、安心して見られるということかもしれないですけどね。

 わたしもこの映画のような恋愛をしてみたいわん!

 それから、この映画にはとても珍しいシーンが出ている。
 韓国がベトナム戦争に参加しているという事実だ。
 嫌韓流的な話しであるが、韓国は日本に対して「極右国家」「再び戦争を起こそうとしている」なんて言っているが、日本は第2次世界大戦以降戦争には参加していない。
 イラクやイランはあくまでも人道支援だしね。
 だが、韓国では「韓国がベトナム戦争に参加した」という事実を教育の場では全くと言ってよい程教えないそうだ。
 おそらく、この映画の監督は、韓国がベトナム戦争に参加する事に反対していたのか、もしくは韓国でこのような重要な歴史を国民に教えない事に対して憤りを感じていたのかも知れない。

 リスニング教材としては、やさしくもなく難しくもない。
 中くらいのレベルだ。
 現代風の特殊な言葉は出てこないので、役に立たない韓国語のネタとしてはちょっと参考にならない(お上品過ぎる(汗)

<06/01/15>

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