49 麦酒瓶

 私は「麦酒」が大好きで、くだらない理由を付けて毎日のように飲んでいる。
 韓国ではビールの事を漢字語で「麦酒」という。
 そしてキンキンに冷えたジョッキに入った「生麦酒(ビール)」も注文することが出来る。
 ただし日本と違うところは「大生」という言葉はなく「500ml」とか容量で注文するようである。
 生ビールの他に「麦酒、2瓶くれ!」と瓶で注文することも出来る。

 さて、韓国語で「麦酒瓶」という言葉が有るのだが、どんなことなのか想像付くだろうか?
 ちなみに「麦酒瓶」の反対語は「水犬(←無理やりの直訳)」なのだが・・・

 実は日本語で言うと、泳げない人「金づち」の事を言うのだ。
 そして「水犬」とはオットセイのこと、つまり非常に泳ぎの達者な人、カッパという意味になると思う。

 確かに「麦酒瓶」を辞書を引くと「金づち」であると出てくるのだが、ビールと言うものが普及したのはここ100年くらいの話だと思う。
 ガラス瓶が沈むというのは理解できるのだけど、泳げないと言う人という概念はここ100年位の話では無いと思うのだが・・・

 現在習っている学校にはネイティブの先生、特に女の先生が非常に多い。
 週末の話などで「海に行ってきました」という話が出ると「●×さん、泳げるんですか?」と質問されることが多かった。
 もちろんそういう質問をされる先生は「麦酒瓶」なのだけど、泳げないのには訳が有るというのだ。
 とにかく首都ソウルであっても、日本のように一つの学校にかならずプールの施設があるというのは夢のような話らしい。
 そして体育の授業で「水泳」という時間が特に設けられているわけではないというのだ。
 子供のころから水泳をしてこなかったのだから、泳げるようになるはずはない。
 だから、日本人のほとんどがそれなりに泳げるというのがうらやましいという。

 私も幼稚園の頃にはすでに泳げるようになっていたのだが、それも幼稚園にプールがあったからだ。
 どちらかというと、私の場合水に浮く「酒樽」と言ったほうが良いかも知れない。

<01/09/10>

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