55 武力に力無し

 平成13年9月11日に発生したテロ事件に対する米国軍の報復攻撃が始まった。
 確かに日本人を含む世界数十カ国の民族が、このテロ事件に巻き込まれ数千人の死者が出た。
 現在、日本では「テロ対策特別法案」という時限立法を審議している最中で、アメリカを中心とした報復攻撃の後方支援の是非、憲法上の問題を問う審議の真っ最中である。

 シルベスタスタローン演じる「ランボー」の第一作の原題は「誰が最初に仕掛けたか」という物だったと記憶している。
 今回のテロ事件も、本当は「誰が最初に仕掛けたか」という疑問が頭に浮かぶ。
 双方の言い分もあるだろう。
 最近の授業も、もっぱらこの戦争関係のニュースの聴き取りや、意見発表等が多い。
 しかし報復攻撃は絶対しなければならなかったのか?という考えは必ず出てくる。
 「どちらが先に仕掛けたか?」を主張しあっても、堂々めぐりであるからだ。

 韓国語で「武力」という漢字は下記のように表す。

mu-lyeog

 ハングルで書かれた漢字語には同音異義語が沢山有るのだが、この「武力」という漢字語は「無力」とも読めるのだ。
 武力による殺戮ではこの戦争は終わることはないだろう。
 それこそ「イスラム原理主義者」と呼ばれる思想を持つ人々を根絶やしにしないかぎり・・・

 こんな何気ない単語一つだけど、今回の事件のせいで深く考えてしまいました。

<01/10/16>

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