韓国語の表現というものは、答えを聞いてしまうと凄く納得するのだけど、やはり第一印象では何を言っているのだかさっぱりわからないときが有る。
「耳を食べた」と言う表現もその一つだ。
このワンフレーズだけだと何のことだかさっぱりわからないので、今回も簡単なスキットを下に考えてみよう。
ここは警察署の取調室。
人を殺したという疑いで、犯人が取り調べを受けている・・・
刑事「お前がやったんだな?」
犯人「・・・・・」
刑事「証拠はあがってんだぞ。素直に白状すれば楽になるぞ!」
犯人「・・・・・」
刑事「お前が血のついたナイフを持って走ってゆくのを見た人がいるんだ。」
犯人「・・・・・」
バン!怒った刑事、机を両手で叩きながら
刑事「耳食っちまったのか!おまえ!」
犯人「大声だすなぃ!耳食ってねぇ〜よ!」
つまり「耳が遠い」と言うのを「耳を食べた」と表現しているわけです。
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gwi-meog-dda:耳が遠い、聞こえない
韓国語というより、韓国人は日本人の様に婉曲に物を言うことは少ない民族だと言います。
そんな中で「比喩的表現」を取るときも有るのですが、どちらかというと直接表現をぎりぎりまで押さえた、皮肉で相手を罵倒する時に良く使われるようです。
例えば椅子が有るのにもかかわらず、ずっと相手が立っていた時「天井は落ちませんよ!」と言うときも有るそうです。
この場合も一見ジョークのようにも取れるのですが、このようなことを言う韓国人の心情というものは「早く椅子に座れよ!」という場合が多いとのこと。
耳に関するジョークをもう一つ。
有る先生が、自分の子供が「かわいい」と言われたそうです。
子供や女の子のことを「かわいい」と言うとき「gwi-yeob-dda」という形容詞を使うことが有ります。
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gwi-yeob-dda:かわいい
ところが、このおちゃめな先生は「耳は有るわよ!」と言ったそうです。
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gwi-eob-dda:耳が無い
ご覧の通り、発音上でも「Y」が入っていないだけでですよね。
その上「eob-dda」の音は、その前の「gwi」音に引っ張られて「Y」の音が入っているように聞こえるんです。
韓国語を習っていないと全然わからないギャグかな・・・
いや、韓国人のギャグを理解するのは、日本人にはなかなか難しいもんなんです。
まったく。
<01/12/13>
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