アンカーマン(続き)

 さて、読者の皆さんはこの漢字を見てどんなことを想像したのだろうか?
 さっそく解答を見てみよう。

 まず「罷業」だが、ストライキのことである。

pi-eob

 正式には「同盟罷業」と言うらしい。
 単語容量の小さい電子手帳にも載っていた言葉なので、おそらく日本でもストライキという言葉が流行る前は、「罷業」という漢字言葉を使っていたのだろう。
 そして韓国ではいまだにその言葉を使っているということだ。
 前のページにも書いたが、業(仕事)をやめる、終えるという意味と繋げて考えれば、何となくイメージ出来なくもない。

 だが、私は今まで「罷業」という言葉を聞いたことがなかった。
 試しにネットで検索してみたところ・・・
 なんだか「労働者の権利」だとか「最後まで戦い抜く」だとか、私があまり関わりたくない世界で使われている言葉のようだ。

 次に「恐怖発射」だが「威嚇射撃」のこと・・・だと思った。

gong-po bal-ssa:恐怖発射

 年末押し迫った12月22日に北朝鮮の工作船と見られる、不審船が中国領海まで逃走したため、海上保安庁は「恐怖発射」を行なった・・・と、話を持って行きたくて書き始めたのだが、韓国の新聞には漢字語で「威嚇射撃」と書いてあった。


東亜日報(2001/12/24 A3面)

 ちなみに「恐怖」という漢字語は同音異義語で「空砲」「公布」とも読むことが出来る。
 韓国の検索サイトで「gong-po」と打ってみると、軍隊の行事で「空砲発射」というのが出てきた。
 あ〜「恐怖発射」が「威嚇射撃」のことだと自信を持って言えなくなってきた。
 私の聞き間違えでなければ良いのだが・・・

「構造調整」は、一番分かりにくく、想像できない言葉だと思う。
 答えは「リストラ」と言う意味だ。

gu-jo jo-jeong

 リストラとは「リストラ(クチャリング) (corporate) restructuring (企業再構築)」の略語であるらしい。
 リストラという言葉の意味は良く知っていたが、その語源が何であるかまでは考えたことが無かったので、気になって調べてみたら、あっと言う間に見つかった。
 最近はネット辞書というものが有るので、パソコンの前に座ったまま知りたいことを直ぐ調べられる。
 本当に便利な時代になったと思う。

 そうそう、タイトルの「アンカーマン」のことを書くのが最後になってしまった。
 アンカーマンとは「ニュースキャスター」のことらしい。

 私は「アンカー」という言葉を聞くと、リレーなどの最終走者のことを思い浮かべる。
 そしてうやむやな記憶だが、午後9時頃放送されるニュース番組の司会者になるのが、アナウンサーとして物凄い名誉なことだという話を聞いたことが有る。
 だから夜遅くのニュース番組に出演するから、最終走者という意味で「アンカーマン」と名付けたに違いない!
 そう確信したので先生に「昼のニュースキャスターは何て言うんですか」と質問をした。
 すると先生は「昼のニュースキャスターもアンカーマンと言います」と答えた。

 ふ〜ん。韓国って面白いネーミングを付ける変わった考え方をした民族なんだなぁ。
 実はこの文章を書き始めるまでそう思っていた。
 だから「アンカーマン」というタイトルでこのコンテンツを書き始めたのだ。

 だが!ネットで調べたら、私の認識はとんでもない誤解、無知であることが判った。

アンカーマン
[anchorman]アンカーとも
(1)(雑誌などの)決定稿執筆者. 取材記者のデータをまとめて原稿を書く人.〈現〉
(2)【ボウリング】チーム試合の最後の投球者.〈現〉
(3)放送で, ニュース-ショーなどの中心になる話者.〈現〉⇒ニュース-キャスター

 まさか、最後にこんな落ちになるとは、全く想像していなかったのですが、これも良い勉強になりました(^_^ゞ
 知っているようで、実は全然知らなかったというお話でした。

<01/12/29>

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