93 事業

 韓国語には漢字語と言うものがあり、漢字に慣れ親しんできた日本人にしてみれば、これほど覚えやすい言語は無いと言う人もいる。
 ここで気を使わなければならないことは、日本で使われている漢字言葉が、そのまま韓国で使えるとは限らないということ。
 そしてその逆に、韓国で使われている漢字言葉が、日本人の考えている漢字言葉と全く同じでない場合が有るということだ。

 合コンなどでお互いの職業を聞いたりした時、恰好良い男が「私は事業をしています」と言ったら、女の子は心の中で「きゃ〜!玉の輿、玉の輿!!」と叫ぶかも知れない。
 ところが相手が韓国人だと、日本人は物凄い誤解をするかも知れないのだ。

sa-eob:事業

 日本人の想像する「事業をしている人」とは、大きなビルを構えて、沢山の人を雇っている社長という物だが、韓国で言う「事業」とは、いわゆるテキ屋のような露店職でも「事業」と言う。
 最近駅前などで韓国のキムチを売っているオバサンの姿をよく見かけるが、あれも立派な「事業」なのだ。
 どちらかというと「自営業」と翻訳したほうが馴染むような気がする。

 先日、「friends」という深田恭子主演の日韓合同製作のドラマが放映されていた。
 最初の方に深田恭子演じる主人公が、デパートの下着売り場のどじで間抜けな売り子で有るのにも関わらず、見えを張って「私はファッションデザイナー」とのたまっていた(-_-#
 日本で言う「いんちきカタカナ職業」は非常に鼻につくが、韓国語の「事業」は元々その程度の意味しかないのだから怒っちゃいけない。

 怒っちゃいけないと言うので思い出したことがある。
 韓国でタクシーに乗ったら「運転手さん」とは言ってはいけないそうだ。
 確かに運転手という漢字語は存在するらしいのだが、非常に見下した言い方だそうで「運転技師様」と言わなければ怒る人もいるとか・・・
 こっちは客だぞ!なんて思っちゃいけない。
 そう言う国なのだから(と言いつつまだ私は韓国に行ったことが無い(。☆)\(-_-#)

<02/03/09>

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