
済州島の風景
ちょっぴり平仮名韓国語をかじった人が、韓国に行ったとしよう。
入国の時、あなたはどんな目的で韓国にいたのですかと聞かれるらしい。
普通こういうときは「観光目的できました」とか答えると思う。
ところが正確なハングルの発音が出来ないと、係官の顔が一瞬ぎょっとしたようになるかもしれない。
だが、例えネイティブの韓国人であっても、発音がお国なまりのせいで全く別の言葉に聞こえてしまうとケースも有るそうだ。
とある地方都市出身の大統領が、国民に向かって初心表明演説で「韓国を世界的な観光地にしたい」という内容を言ったそうだ。
だが、その演説を聞いていた視聴者は思わず笑いだしたという。
何が可笑しかったかというと、「観光地」という二重母音の入った漢字語を上手く発音できなかったからだ。
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gwan-gwang-ji:観光地
視聴者にはどのように聞こえたかというと・・・
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gang-gan-ji:強姦地
御判りのように、二重母音が普通の母音のように聞こえてしまったというわけ。
これは他人事ではない。
もしかすると入国審査の時、発音が悪いと「強姦するために韓国に来ました」と聞こえてしまうときも有るかも知れないのだから(^_^ゞ
「二重母音」の発音は慣れないと非常に難しいし、特にそれが二つ続いて、なおかつパッチムがばらばらだと、このようなミスは起こりやすいと思う。
韓国でも特に南の方の人は二重母音の発音が少し違うという話を聞いたことがある。
例えば「医者」という漢字語は以下のような二重母音交じりであるのだが、南の方の人は下記のような発音になるという。
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標準語の「医者」
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南部方言の「医者」
※ 私の持っているアルファベット式の発音表記では、どちらも「eu-sa」として載っていましたが、二重母音の「eu」は、口を横に引っ張った状態で「ウイ」と発音します。
横棒一本の方は、口を横に引っ張った状態で「ウ」と発音します。
また「タヌキ」という単語を標準語では次のように発音するのだが、とある先生(やはり南の方だと聞いているのだが)は、逆に母音を増やして下記のように発音されていた。
※ ご本人には確認していないが、私の耳にはこのように聞こえました。
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neo-gu-ri:標準語のタヌキ
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ne-gu-ri:方言のタヌキ
韓国語の方言の話をもう一つ書いて置きたい。
韓国語で一番きつい方言はどこかというと、済州島(チェジュド)らしい。
日本で言うと沖縄のようなところで、島国だから同じ韓国でも本土とはかなり違う独自の文化があるそうだ。
この済州島を舞台にした「恋風恋歌」という映画の中に、済州島の方言が少し出てくる。
どれもほとんど聞き取れない言葉なんだけど、ミカンのことをこんなふうに言っていた。
※ 台本を発見!
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mi-ggang
そう、日本語の「ミカン」とほとんど同じなのである。
ん〜ん。
元々ミカンとは何語なのだろう・・・(-。-)y-゜゜゜
韓国語の標準語さえまだおぼつかないというのに、方言まで手を出すなんて当分できないと思うが、いつかは韓国の地方も訪れて方言にも触れてみたいと思う。
今回は方言の話から、思わぬ方向に話題がそれてしまい、とりとめの無い話になってしまって申し訳ありませんでした。
<02/03/11>
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