テモド

 4月から近くの韓国語学校に通い始めた。
 その学校には日本語を習いに来ている韓国人も多く、私が信号を待っていると横で突然韓国語の会話が聞こえてきたりする。
 まさか隣にいる日本人が自分達の会話を盗み聞きしているとは思わなかっただろうな(^_^ゞ。

 彼らはどうやらアルバイトの話をしているらしいのだが、ある単語が耳に飛び込んできた。

「私いまテモドやっているんだ」

 テモド・・・
 私は「へ〜。この辺の人達もあの単語使うんだ。」と心の中でクスッと笑った。

 聞きなれない単語があれば、有る程度スペルを想像して辞書を引き、その単語の意味を知りたくなるのが人情というもの。
 ところがどう調べてもこの単語は出てこないはずだ。
 実はこれ韓国語のスラングなのである。
 それも日本語が元になっているのだ。

 元々の日本語では「手元(TeMoTo)」と書く。
 韓国語では母音と母音に挟まれた子音は濁音化(有声音化)するので「TeMoDo」になってしまうというわけ。
 それでは「手元」というのはどういう意味なのかというと、仕事を与えられてまだ間が無く、指導員の手元に置いておかなければならない「下っ端」「見習い」と言うニュアンスが有るらしい。

 ちょっとニュアンスが違うが、名探偵コナンの韓国語版漫画の中には下記のような表現も出てきた。

hasuweon ha-su-weon:下手員

 親分と、手下(てした)の関係では、こちらも「下っ端」と訳しても差し支えない場合もあるだろう。
 よくよくこの漢字語「手下員」のハングルを見ると「下手元」と読むことも出来るではないか!\(^o^)/
 無理やりこじつけてしまった感が有るが、これが私の単語学習法の一つなのである。

 他にも日本語が元になったスラングをいくつか知っているのだが、ちょっとやばいものも有るので、次の機会に(^_^ゞ

<02/07/15>

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