韓国人留学生、キム・チョルス君は日本の居酒屋でバイトをしていた。
ある客が刺し身を頼んだのだが、10分経っても20分経っても運んでこない。
いい加減頭に来たお客は、キム・チョルス君に文句を言った。
お客「さっき頼んだ刺し身、ずいぶん待っているけどまだ出来ないの?いい加減怒るよ(-_-#」
キム君「ちょっとお待ち下さい」
キム君は厨房に確認に行ったところ、オーダーをすっかり忘れていた様子。
板前さんは、慌てて刺し身を引き始め「あと5分したら出来る」と言った。
キム君はお客さんに「5分したら出来るそうです」と言いたかったのだが、お客さんにはこう聞こえたらしい。
キム君「興奮したらできるそうです」
お客「もう興奮してるわい!」
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いかがだっただろうか?
韓国語では通常、語頭に来る言葉はほとんど濁らないため、このような笑い話になってしまうこともある。
「こうふん」と「ごふん」の様に、頭が濁るか濁らないで意味が全然違ってしまうわけだが、日本人が韓国語の発音を正確にしないと、同じような誤解をすることも有りうる。
下に書いた単語は、韓国語の勉強をしたことのない日本人には、どれも「タル」と聞こえると思う。
だが、それぞれ全く意味の違う言葉だから、下手をするとキム君のような誤解を引き起こすこともある。
ddal:娘
tal:お面
dal:月
(「注3:平音、激音、濃音について」を参照)
日本人にとって、いちばん難しいと思うのが「娘」に使われている、「濃音」というやつ。
「dda」とは日本語の「買った」の「か」をとった「った」と言うような発音になる。
濃音が語中に来ている時には発音しやすいのだが、語頭にくると途端に撥音が難しくなる。
ちなみに「チゲ」という鍋料理は、日本でもかなりの市民権を得てきたようだが、この「チゲ」の語頭音「ち」は濃音だ。
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jji-gae:鍋料理のチゲ
韓国に行って本場のチゲを食べようとして、「ちげ、じゅせよ」と言ったら、「背負子が出てきた!」なんて話は聞いたことないですけどね(^^;
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ji-ge:背負子
正確な発音をしないと、誤解されるかも・・・という話でした。
<03/01/17>
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