韓国語で「刺し身」を何と言うか?
答えは「膾(なます)」という漢字語を使っている。
hoe:膾(なます)、刺身
韓国でも刺身は結構ポピュラーな食べ物で、専門店に行くと目の前の水槽で泳いでいる魚を丸ごと一匹調理してくれる。
魚一匹を数人で食べれば対した量では無いと、他の料理も注文したら痛い思いをする。
魚一匹の生き作りを注文すると、その他に煮物や揚物等の副食を付けてくれるので、相当大食漢の人間でも食べきれない量になってしまうのだ。
これは私が韓国に初めて行った時の体験談である。
韓国の刺身が全てそうであるか分からないが、ソウルで食べた刺身は日本料理の刺身のように、素晴らしく切れる包丁で薄く切ったのではなく、魚を薄くぶつ切りにしたようなものだった。
最初の2,3切れは美味しく食べれるのだが、それ以上になると何だかぐにゃぐにゃした歯ごたえだし、他のオカズを沢山食べてしまっているせいも有って、段々飽きてくる。
韓国風の刺身の食べ方は少し違っていて、ワサビ醤油も出されるが、刺身を焼き肉のようにゴマの葉やサニーレタス(サンチュ)に巻いて、ニンニクやコチュジャン等の薬味を添えて食べる。
これはこれで美味しいとは思うのだが、やはり自分は日本人だ。
母国の刺身の方が数倍上手いと感じた。
韓国人はとにかく食欲おう盛だ。
コースの最後では、残った魚で鍋を作ってくれるらしい。
だが刺身やオカズを全て食べられなかったので、これ以上料理を食い散らかす訳にはいかず、店に人に
ペガ プルロソ トイサン モグルス オプスンミダ(お腹一杯で、これ以上食べられません)
と、丁重にお断りすることになった・・・

とにかく凄い量なんです!
さて、それでは韓国語の「さしみ」を日本語にすると何になるか?
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sa-si-mi
韓国語の「 sa-si-mi」とは、韓国に根づいてしまった日本語の一つであると教えてもらった事が有る。
ところがその「さしみ」と言う言葉には全く違う意味が含まれていることに気付いた。
韓国のコメディードラマ「コルベンイ」の中でヤクザの親分がこんなことを言っていた。
「ナイフにも色々ある。絵を描く人間もナイフを持っているが、我々ヤクザが持っているナイフはsa-si-mi・・・」
なるほど。
「sa-si-mi」とは元々は刺身を引く為の包丁という意味であることは間違いないとは思うが、ヤクザが持つ「ドス」とか「匕首(あいくち)」のことを差す隠語のようである。
言葉は生きている。
例え元々は母国語と同じ意味であった単語と言えども、他国では違う意味を含んでいる場合があるというお話しでした。
<04/04/14>
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