嵐の去った後で
■ テクノストレス
7月11日、私は休みを一日潰して「餓鬼は闇夜に群がる」を執筆していました。
プロバイダーにアップしたのは12日になっていましたけど。
これまで自分のホームページには「熱帯魚」や「愛車のページ」など、おおよそ自分の持っているものの紹介程度しか載せておらず、「人に情報を提供するものが無い」とは思っていたので、自分の意識改革も含めて、以前からメールでの「ディベート事件」を載せる予定はあったのですが。
良いことか悪いことか解りませんが(売名行為と言う人もいた)、とりあえず全力を込めて、一連のコンテンツを書いたつもりでした。
おかげさまで、今年の2月から開いた私のホームページはかなりのカウントを得た訳ですが、感想を直接送ってくる方はほとんどいないのが残念でした。
某所の「掲示板」をのぞいてみると、それなりの評価(いいものは少ない)は有ったのですが・・・
もちろん、その掲示板に書き込みをしようと、何度も思いました。
「私はパソコンのことを言いたいのではない!」とね。
しかし、その掲示板に私が顔を出すと必然的に「掲示板」が荒れてしまうのは周知の事実。
彼の意図をくまない心無いシンパ、そして心無いMacフェチが暴走を始めるだろうし、結果として「閉鎖」に追い込むようなことをしたくなかったためです。(そんな力があるかって?)
さて、明日も早朝から仕事だ。
かなり遅い時間になったためメールをチェックして寝ることにしました。
「どくん」
この頃メールを送受信するたびに、やけに心臓が高鳴る。
いや、高鳴るというか異常なのです。
おそらくダイレクトメールのつもりが、MLに謝って流してしまったため、今回の騒動が起きてしまったという「気負い」が、私を送受信に妙な緊張をさせたと思っていたのです。
メールを見たら、ある人から今回の話題にたいする「質問状」が入っていました。
今日はもう遅いし、明日のお楽しみにと思って横になったのですが・・・
「ばく!ばく!ばく!ばく!」
心臓の音で眠れません。
妙に興奮して目が冴えてしまっているのです。
たばこを吸ったり、飲み物を飲んだりして落ち着こうと思うのですが効果はありませんでした。
「メールを書けば疲れて寝れるだろう」と思ったのですが、いっこうに眠くならず、とうとう出勤時間になってしまいました。
一睡も出来なかったからと言って仕事は休めません。
暦は夏だというのに、やけに涼しい日が続いているその日に、座っているだけで「ばたばた」とワイシャツを濡らすように、汗が音を立てて流れるのです。
軽い運動をしている時の鼓動が、イスに座っているのに続きました。
夜勤で仮眠を取るときも「このまま起きられないのでは?」何て考えたりして・・・
もう大丈夫です!
食欲おう盛、快眠快便。今日も元気だたばこが美味い!
皆さん、パソコンにこんなに熱中するのは体に良くありませんよ!
■ ふと気付いたこと
「質問状」をいただいた方と、現在もやり取りをしております。
たぶん私から見ると「若い方」だと思います。(権威主義ではないです)
「小僧め!」なんて最初は思っていたのですが、自分を省みるとなかなか納得させられました。
まぁ、文章の構成能力が乏しい人ですし(仕事場でもよく言われます(-.-;)、
そんな人間の書く文章が、人を更生させる力があるのだろうかなんて思うのはやはり思い上がりであり、私自身の研鑽が足りないためだと思います。
私がこの一件で、何か自分でも「的が定まらない主張をしている」と感じていたのですが、その「根本」に到達できないでいました。
寝ても覚めてもそのことが気になって、いろいろなことを考えていました。
おそらくそれも「ストレス」の原因であったに違いありません。
今日、仕事を終えて電車に乗ろうと階段を上がりながら「久しぶり」に考え直したら「ジェラシー」とか「コンプレックス」と単語が頭に浮かびました。
ようは、背が低いだとか、太っているとか身体的特徴を「コンプレックス」と感じている人がいます。
そして「背が低いと女の子にもてない」とか、「このデブ!見苦しいぞ!」と、言う人がいます。
外にも「はげ」だとか「根が暗い」とか、「生い立ち」なんかが当てはまると思います。
特に、生まれついての障害を持つ人は「健常者」との違いに「コンプレックス」を抱かないはずもありません。
「自分がこんなに苦しんでいるのに、あの人達はそのありがたみを知らない」という「ジェラシー」を持つのは当然かも知れません。
いま自分はさも解っているようなことを書いておりますが、そういうことを自分は今までずいぶんしてきたと、色々思い出します。
「隣の芝は青く見える」ということでしょう。
自分で言うのも変ですが、私は身長163センチと平均身長からすると高いほうでは有りませんし、体脂肪率からすると36%のデブです。
子供のころから父に連れられ、合気道をやっていたり、中学では柔道をやっていましたが、高校生になり、アニメやプラモデルが趣味の中心になってからは、「理論」だとか「それは違う!」とかいう言葉を使うような
「頭でっかちのはな垂れ小僧」
になっていました。
社会人になった途端、私のプライドは上司や同僚に、完膚無き状態まで叩き潰され、異常なコンプレックスを抱いた記憶が有ります。
しかしそこから「なにくそ!みかえしてやる!」となり、剣道をいきなり始めて現在「剣道3段」の体育会系パソコンオタク?に成長しました(^。^;)
今年長野で行われたパラリンピックで、日本の選手は数々の金メダルを取りました。
障害者だけではなく、健常者にも夢と希望を与えてくれた素晴らしい功績だと思います。
余談が長くなりましたが、自分がそんな人生を歩んできたので、
「ちゃちなプライドを捨てて、コンプレックスはバネにしろ!」
と言わずにはいられないのです。
なんか「自分で自分が解ってきた」ような気分になり、いま別の言い方で(あくまでも私のホームページで)ものが言えるような気がしております。
長いへ理屈をご清聴いただきありがとうございました(^。^;)
<98/7/16>アップ
<98/7/20>一部加筆
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