日本はペリーの黒船が来て以来、急速に西洋文化を受け入れるようになった。
男は丁髷(ちょんまげ)を切り落とし、散切り頭になった。
散切り頭を叩いて見れば、文明開化の音がする
なんて川柳が有ったくらいだから、それはそれは物すごい変化だったに違いない。
その中で凄いなぁと思うのが、西洋文化の日本語化だと思う。
昔見たアニメに「漫画初めて物語」と言うのが有ったのだが、その中で大勢の学者がバンク(Bank)を「銀行」と翻訳するお話が、妙に記憶に残っている。
韓国語で銀行を何と言うか?
実は日本と同じで「銀行」と言うのだ。
eun-haeng:銀行
韓国は漢字を使う国だが、韓国語の70%を占めていると言う漢字語の中には日本で作られた漢字語が大変多く使われているという事実が有る。
かつて韓半島(朝鮮半島)を日本が占領し、日本の文化、日本語を強要したという悪しき歴史の産物だと言えるかも知れない。
さてさて、話はがらっと変わるが、日本の武士道精神の象徴?である、刀を振り回すスポーツを韓国で何と言うか?
geom-do:こmど
ちょっと意地悪な書き方になったが、上のHangulは「剣道」という漢字をHangulに置き換えただけで、本来日本語であると言って差し支えない。
ところが、日本の「剣道」と韓国の「こmど」は違うものだと主張する人たちがいる。
「こmどは韓国固有の武道で、日本の剣道はこmどをスポーツ化したもので、源流は韓国に有る」とのたまう人もいるとか。
聞くところによると、韓国には「剣道場」と「こmど場」の二種類が乱立しているそうだ。
韓国は「こmど」をオリンピックの正式種目にすべく頑張っているとも・・・
2ちゃんねるあたりでこの話題はかなり熱く語られていることだが、私はあまりこの話題に深入りしたくない。
中には韓国に好きなこと言わせている日本剣道連盟にも非が有ると言う意見もある。
私も「剣道」をかつてやっていた人間だから、「剣道の源流は韓国」と言われるとムカッとするが、何か大切な事を忘れてはいませんかね。
「剣道」と「こmど」が違うものだと言ったって、どちらも自分の体と精神を鍛える手段に過ぎない。
ベースボールの日本語化が「野球」のはずだが、アメリカ人に言わせれば「日本式ベースボール=ヤキュー」であるという話も聞いた事が有る。
やっていることが1から10まで一緒でも、その国で文化は若干変化するからしかたないことだ。
日本の「ヤキュー」は、イチローや松井選手の活躍で、やっと本場ベースボール(メジャーリーグ)に追いついたと言えるかも知れない。
それでは「剣道」と「こmど」はどちらが優れているか?
今のところ「剣道」の方が勝っているらしいのだが、決勝戦で「こmど」チームと雌雄を決することがたびたび有るらしく、「こmど」の実力も馬鹿にできないなんて記事を読んだ。
でもですね・・・
剣道が優れている訳でも「こmど」が優れている訳ではなく、日本の選手がより厳しい稽古を積んできた結果が現れただけだと思う。
結局、剣道とこmどの源流がどちらかなんて言う話は、オタク同士が「MacとWindowsどちらが優れているか」という論争をしているの大して変わらないことだ。
だから日本剣道連盟は「好きに言わせておけ」という態度をとっていると思う。
機会が有れば、韓国の「こmど場」で剣をあわせたあと、韓国の「こmど人」と酒を飲みながら大論争をしたいと思っているのだが、もう10年近く竹刀も振ってないなぁ(^^;
※ このコンテンツは、もう少し資料を集めてから書き直すつもりです。
<03/10/04>
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