恋わずらい

 私が韓国語を習い始めて2年目くらいの話し。
 知り合いがショットバーに転職したと言うので、連絡もなしに一人で訪ねて行く事にした。
 その店に入ると、その知り合いの友人で、私も一緒に飲みに行った事のあるA子さんがカウンターに座っていた。
 本当に偶然だったのだが、お互い突然の再会に驚いた。

宣「やぁ、奇遇だね。久しぶり」
A子「ほんと久しぶり。去年の飲み会以来だから半年ぶり位かしら。元気だった?」
宣「まあね。ちょっと病気してたけど」
A子「え!入院でもしていたの?」
宣「いや〜、恋の病で・・・」
A子「・・・宣さん。寒いわよ・・・(-_-#」

 こういうセリフは、ヨン様(ぺ・ヨンジュン)のような二枚目が言うと《さま》になるのだろうが、私のような人間が言うと、自虐的な捨て身の「掴み話し」になってしまうのが不思議だ(ToT)

 この掴み話しを、機会があったら韓国語でいってやろうと思っているのだが、問題は「恋の病」という部分だ。
 私はつい最近まで「恋の病」を「サランピョン」

sa-rang:愛

byeon:病、病気

sa-rang-byeon:恋わずらい?

で通じるだろうと思っていたのだが、サランの部分を辞書で引いてもそれらしい言葉が出てこないので悩んでいた。
 そう思っていたところ、古狸案先生が書いた「古狸案先生の韓国語「中級教室」」という本の中に、その答えが書いてあった。


超お勧めです!

 「恋の病」「恋わずらい」は、漢字語で「相思病」と言うそうだ。

sang-sa-byeon:恋の病、恋わずらい

 しかしながら、こういう漢字語が現代の若者の間で通じるか、甚だ心持たない。
 なぜなら韓国人の恋愛は、非常に積極的であると言う。
 それを表す言葉として「10回叩いて倒れない木は無い」なんて諺もあるくらいだから。
 どなたか、上の掴み話しを韓国語で言って、「受けた!」「周囲が凍りついた」「オヤジギャクだと言って馬鹿にされた」という人がいたら、連絡を頂きたい。
 もちろん、当方は何の責任も持ちませんのであしからず!

<04/05/20>

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