この表現は、つい今さっき韓国語学校で習って来た俗語である。
とりあえず、下の文章を解説してみよう。
gim-bab yeob-ggu-ri teo-ji-neun so-ri ha-ji-ma
※ 単語の解説
gim-bab:のり巻き
yeob-ggu-ri :横腹
teo-ji-da:裂ける/破裂する等
so-ri:音/声 ※この文章では「音」の意味
ha-ji-ma:〜するな ※やってはいけないという表現の、ぞんざいな言い方
この文章を直訳すると「海苔巻きの横腹が裂ける音するな!」となる。
ん〜ん、単語の意味が分かっても、さっぱり分からん…(-"-)
先生の解説を聞いて納得したのだが、皆さんは海苔巻きの横腹を裂く音を聞いた事が有るだろうか?
上の写真は海苔巻きを包丁で切ったものだが、ご存知のとおり、もともと海苔巻きはご飯と具を海苔で巻いて棒状に固めて作る。
この棒状のものを両手で曲げるとどうなるだろうか?
ご飯がつぶれてしまうかもしれないが、海苔が裂けるだろう。
海苔が裂ける音は全くしない訳ではないが、とても小さな音である。
その音を聞く為には、海苔が裂けるだろう部分に耳を近づけ、わざわざ音を聞かなければならない。
もともとどういうお話から出て来た表現であるか分からないが、これは「余計な事をするな」という事らしい。
まどろっこしい説明ですいません。
でも、そう言う状況になったとき、ぜひとも使ってみたい表現だと思った。
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さて「海苔巻きの音」は、まじめな授業から脱線して出て来た、韓国の俗語に関するお話である。
俗語は辞書にも載らないだろうし、お上品な勉強をしていては絶対に習えないものだ。
しかしながら、俗語は「汚い言葉」とも言える。
勉強していて損は無いと思うが、そういう状況に置かれた時、自分がそう言う俗語を人から言われたりすると面食らうだろうし、へたすれば一触即発の危険な状態になってしまうかもしれない。
非常に危険な韓国語、早い話しがもの凄い悪口を習った日本人が「この仔犬っていう意味の悪口は、どのくらいインパクトが有るのだろうか?」と思ったそうで、よせばいいのに、その人は韓国の市場に行って、見ず知らずの人にその言葉を言ったそうだ。
突然怒り狂い始めた韓国人は、真っ赤な顔をしてその人を追っかけたと聞く…
本当に
余計な事するな!だな…
教科書に載っていない「役に立たない韓国語」は、コニュニケーションを滑らかにする効果や、時として「決めの一発!」という武器にもなる事も有るだろう
しかし、その言葉に含まれている本当の意味を知らないで使うと大変な事になるかもしれない。
くれぐれもご注意を!
<06/01/18>
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