参鶏湯

■ 豊田ホテル

 今回泊まった「豊田ホテル」は見た目にはちょっと情けない印象を持つ建物であった。
 でも一応一級ホテルという格付けがなされている。
 ロッテホテルだとか、超高級ホテルに高い宿泊費を払うくらいなら、野宿で美味しいものを食べたほうが良いと考えていた自分なので、あまり深くは考えない。
 ホテルの横には「日光 おみやげ」と日本語で大きく書かれた看板が目に入る。
 完全に日本人観光客目当てに作られたホテルなのだろう。

 だが、悪いところばかりではない。
 このホテルは日本人も好んで行くショッピングスポット明洞(みょんどん)まで一駅の場所に有る。
 地図を見ると歩いて10分くらいだろうか?

 最初の夜は何を食べる?
 いきなりガツンと焼き肉か?
 それとも軽く済ますか?

 私は明洞(みょんどん)にある「百済参鶏湯」という「参鶏湯(さむげたん)」専門店をチョイスした。

■ 土砂降りの中

 隣の街まで一駅なのだから、歩いても大したことないだろう。
 そう考えて、我々は一路明洞を目指した。
 ところが、外はあいにくの雨。
 ガイドブックに書かれた略図を手に、ズボンの裾をビショビショにしながら、見知らぬ店を探すのは思ったよりストレスがたまる。
 私に着いてくる3人からは「まだ着かないのか?また道間違ったんじゃねぇだろうな?!」という無言の圧力がかかり、途中、タクシーに乗るか、適当な焼き肉屋に飛び込んでお茶を濁そうかとも思った。

 明洞の地下鉄入り口が見えた!
 目的地は近い。

「このまま真直ぐ行って、ピザハットの角を右に曲がればいいから」
 兄弟に言い聞かせて歩いて行くのだが、一向にピザハットは見えてこない。
 仕方なく再度地図で確認すると、我々はピザハットのある建物を過ぎたブロックのところにいることがわかった。

 ふと数分前の記憶が戻る。
 そういえば、途中工事中の建物があったな・・・
 引き返して見ると、やはりピザハットが有るべき建物は現在工事中だった。
 目的地はもうすぐだ!
 雨は更に強くなり、妹の折畳み傘が風で吹き飛び壊れてしまった。
 なんという初日だろう(ToT)

※ 今回の旅行で感じたこと
 やっぱりちゃんとした地図を持っていたほうが良いです(ToT)

■ 参鶏湯二種

 あ、あった〜!
 目的の「百済参鶏湯」が目に入った。
 「ここですよ。ここ!早く入ろう!。二階だからさ!」
 ところが、皆なかなか2階に上がってこない。
 皆、雨に濡れてビショビショ。
 靴はグショグショ。
 兄貴に引きずられて来たのに、これで店がお休みだったら、こ、殺される。

 どんよりとした雰囲気の中、店のドアを開けると・・・
 ほっ!やってました。
 これで温かい参鶏湯にありつけます。

 私は普通の参鶏湯(1万ウオン)と烏骨鶏湯(1万7千ウオン)、そしてビールを注文する。


お通し?の赤飯と人参酒、キムチ類

 参鶏湯とは若鳥の腹にもち米やナツメ、朝鮮人参等を頼んで煮込んだ鶏料理。
 滋養強壮食として、夏によく食べられる料理だ。
 日本で食べると2,500円程するので、なんと安いことか!
 注文してから5分くらいで料理が運ばれてきた。
 鶏を柔らかくなるまで煮る料理なのに、ちょっと早すぎる・・・
 案の定、肉はちょっと硬いし、味もあまりしみ込んでいない。
 日本で食べた参鶏湯は骨まで食べるくらい煮込まれていたのだが、この店は有る程度煮込んだところでやめておき、客が来たら暖め直す様なことをやっていたのだろう。

 スープの味はまぁ悪くなかったし、初日の軽い食事としてはまぁまぁだったかもしれない。
 安かったしね。
 だが、ちょっと引っ掛かることがある。

※ 今回の旅行で感じたこと

 日本のガイドブックに載っている店は・・・(続く)

<03/09/07>

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