殺人倶楽部
2011年1月16日 / iPhone・iPad
iPhoneやiPod touch、そしてiPad用に
Murder Club(殺人倶楽部)
というアドベンチャーゲームが発売された。
このソフトは今から20年以上も前に色々なパソコンに移植されたゲームであり、当時あまり人には言えない理由によりクリアできなかったと言う曰く付きのソフトなのだ。
今回450円で発売のところ、千本限定で115円で提供されたので購入してみた。
ゲームのストーリーはとある殺人事件を一人の刑事が解決するというストーリー。
事情聴取あり、証拠探し有り、尋問ありという刑事ドラマが大好きな人にはなかなか面白いと思う。
プレイ時間は10時間程度かな。
決して難しい部分は無く、出来る事を全て行っていると自動的に週末を迎える。
20年の歳月を経て感じた事は
このソフトは小説に近い
ということだ。
正直言って、事件の真相をひもといて行く過程を楽しむソフトだと思えば面白いと思う。
しかしながら
アリバイが曖昧なだけで逮捕
というあり得ない捜査方法だったり、
条件が揃わないと証拠品が出てこない
という大きな矛盾がある。
そして、尋問をしているうちに
●×で証拠を見つける事ができるようになりました
という表示が出て来たり、プレイヤーをなめているとしか思えない部分が多すぎる。
これは人気テレビドラマ
相棒より酷い
としか言いようが無い。
普段から相棒は素人を馬鹿にしていると思っているけど、これは素人小説そのものである。
————
また、今回iPhoneやiPadで懐かしいゲームを堪能できたことはうれしいものの、バグフィクスや検証が足りないと思える部分が多々あった。
2回くらい突然クラッシュして、捜査をやり直すしかなかった時は非常に腹立たしかった。
プレイヤーが途中経過を3ポイント保存できるものの、呼び出しすることができない。
これでは最新のポイントしかセーブできていないではないか!
他にも細かいバグがある。
取調室で容疑者を呼んで質問をしているのにも関わらず、下に表示されるダイアログには
なんて表示されていたり、なんだかなぁって感じである。
総括
115円で昔を思い出せたのだから良いと思う。
だけど、現代人には通じないと思う。
時間という概念が存在しないし、何度も同じ人に対してしつこく質問しても何とも思わない等、ご都合主義のオンパレードだ。
バグフィックスは比較的早期に行われる物だろうし、このソフトに飛びつく人は「昔の懐かしさ」だけで買っているのだろう。
販売開始からわずか1日で千本は完売。
現在では450円になっている。
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