李チロ?
2006年2月25日 / コラム
ちょっと調べものがあって韓国のヤフーを見たところ、不思議なことにオリンピックに関するトピックスが載っていない。
それよりサッカーワールドカップの方が見出しになっていたり、韓国はオリンピックにはあまり関心が無いのかな?と思ったのだが、その時点で韓国は金メダル4個、銀メダル3個、銅メダル1個を獲得しているではないか!
成績不振で盛り上がっていない日本とは事情が違うようである。
さて、スポーツに関するトピックスに「30年間日本に勝てないと思わせてやる」という記事が載っていた。
何のことだろうと内容を見たところ、この発言をしたのは
이치로
という選手だと書いてある。
最初ざっと目を通しただけだったので気がつかなかったが、もよく読んでみたら、これはシアトルマリナーズの「イチロー選手」のことだと分かった。
どうやらWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)に参戦する一郎選手が、韓国や中国のチームに対して挑発するような内容を言ったらしい。
なんだか穏やかな内容じゃないなと思って、他の記事も検索したところ、どうもこれは韓国の新聞が国民を煽るために、イチロー選手の言葉を一部だけ載せ、脚色したようなものだと感じた。
日本ではこの話題はオリンピックの関係もあり、ほとんど取りざたされていないようだが、文字だけの情報、それも意図的に脚色された伝聞を見た読者は「イチローってやつが生意気なこと言っている!」と、またもや半日感情をめらめらと燃やすのだ。
とにかくイチロー選手の発言は挑発的であったに違いないが、それはそれだけの気持ちでこの試合に臨むぞ!ということであり、なにも他の国が30年遅れていると取る方が幼稚だと思う。
王監督も「これは親善試合ではない」と発言しているらしく、揚げ足取りのくだらない場外乱闘なんかに持ち込もうとする韓国メディアのやり方が伺える。
面白かったのは、この記事に対する一般人からの書き込みで、イチロー選手のことを「チロ」と呼んでいるのだ。
おぅ、チロ!優秀な投手でも負けることがあるだろ!
おぅ、チロ!全打席ホームランうてるって言うのか?
おぅ、チロ!お前野球はうまいかもしれないが、子供だな。30歳くらいで何がわかっているってんの?!
どうやら「イチロー」をハングルで書いたため「李」という名字の人間だと思ったらしい
まさに、あおり記事を額面通りに取った人だろうな。
このやり取りに関して面白い記事を見つけた。
日本語で書いてあるので大丈夫。
結構笑えます
まぁ、私は野球にも興味が無いが、グラウンドで思う存分やってやれば良いだけだと思う。
私は韓国語の勉強は好きだし、韓国人に対して偏見を持っている方ではないが、竹島のことやら、韓国政府のやり方には腹立たしく思っている。
韓国国内では貧富の差が一層激しくなり、ノムヒョン大統領の支持率が20パーセントを下回ろうとしているらしく、国内の不満を外に向けるように仕向けていることは見え見え。
やり方が中国と一緒なんだよね。
ゲームは既に始まっているということだろう。
こういう心理戦があるからこそ、面白いのかもしれない。
イチロー選手の発言に触発された韓国人選手達が「恨(ハン)」を解くことが出来るのか?
はたまた「恨(ハン)」を積もらせるのか?
野球には興味がないが、これはこれで楽しめそうである。
朝鮮日報
コメントを残す