日本の野球が世界一!?
2006年3月21日 / 宣教師の思考方式
いや~、日本勝ってしまいましたねぇ
正直言って準決勝の韓国戦が終わってから「もうどちらが勝ってもどうでも良いや」みたいな、普段の野球観戦モードになっていました。
一回の表で、いきなり日本チームが4点も取った。
それも満塁の状態で死球押し出し。
次々に投手を替えるキューバチーム。
ありゃりゃ~ん?
決勝戦前日(3月20日)、キューバの先発投手発表が3時間も遅れたという。
これを「心理戦」か?なんて見方もあったらしいが、キューバの選手が亡命したなんて噂が出ていたらしい。
もしかしたらこの噂は本当で、心理的にキューバチームのモチベーションが落ちているのかなとも想像した。
まぁ、「日本の野球とキューバの野球はかなり質が違う」という専門家の話も聞いていたので、たまたまだったのかも知れない。
韓国戦でも感じたのだが、こういう試合前、試合後に発表されるマスコミの情報が、ゲームの調味料になっていると思う。
内容によっては「選手でもないやつが、勝手なこと言ってんな!」と腹がたったり、「それが本当だったら一大事だ!」と言うこともある。
韓国のマスコミは2回も日本に勝ったことを自国の自尊心に結びつけると同時に、次のゲームで相手チームの牽制をする役割もある。
グランドに太極旗(韓国の国旗)を掲げられ、日本選手のプライドはずたずたになった。
本当に日本チームは完膚無きままに打ちのめされ、立ち直ることが出来ないくらいだったと思う。(その時はね…)
韓国がグラウンドに太極旗を掲げたのを見て「竹島(韓国名:独島)」の現状が頭によぎった。
もう日本が準決勝に上ってくるという考えは全くなかったからこそ、韓国メディアは自国の選手を褒めちぎり、日本選手、特にイチロー選手を総攻撃したのだろう。
ある選手は「マウンドに太極旗を掲げたことに関して、他国のことなんて考えていない」と語っていた。
でも今考えると、韓国は国旗を出すタイミングを誤った。
韓国メディアはこの決勝戦を
気の抜けたビール・主役不在の決勝戦
と書くのがやっとだった。
韓国は予選リーグで国旗を掲げ、ビールの栓を抜いた。
日本は決勝戦で国旗を掲げ、シャンパンの栓を抜いた。
どちらの酒も「気が抜ける」アルコール飲料だが、栓を抜く(戦う気を抜く)タイミングを誤ったと考えたら面白い。
後日談ですけどね。
準決勝で韓国に勝った時、日の丸を掲げていたら、日本も準優勝で終わっていたかも。
国旗を見るとやはり日本人で良かったと感じるし、「君が代」は日本の国歌だとしみじみ思う。
王監督も、松坂投手も言っていたが、今回のWBCには問題が多いので、次回大会まで数々の問題を検討してほしいと言っていた。
この発言は、非常に日本的だと思う。
韓国が言っていた予選リーグが終わった直後に同じチームとあたるのはいかがなものか?とか、現実にゲームを進行して行くにあたり改善点を望む声が多いと思うし、具体的にこのことに触れると「これだけ予選で負けてしまったチームが準決勝に進むのは心情的に納得いかない」という部分が出てきてしまうので、ぼやかしたのではないだろうか。
もちろん、あのアメリカの審判に対する無言の抗議も含まれているとは思いますけど。
とにかく、日本がWBCで世界一になって興奮はしませんでしたが、気分は今日の空のようにさわやかでした。
来週はお花見かな
コメントを残す