スゴ録分解(5)
2006年4月17日 / スゴ録
いよいよ本丸へ攻め込むことにした。
現在毎日録画しているスゴ録君を分解し、外付けのカートリッジ式ハードディスクケースを取り付けるのだ!
今までジャンクのスゴ録君で練習したので、分解作業は非常に簡単である。
天板を外すとハードディスクが見えたのだが、この機種にはWestern Digital社の「WD1600」というハードディスクが入っていた。
ジャンクの方はシーゲート製だった。
ここにカートリッジ式ハードディスクケースをつける訳だが、前回の実験でわかったように、本体のハードディスクケーブルクに延長ケーブルを着けると、転送レートが落ちてしまうので可能なら延長ケーブルは利用したくない。
折り畳まれていたフラットケーブルを延ばしたところ、なんとか天板を閉めてもコネクタが本体の外に露出することが判明。
ただ、作業中ちょっと引っ張っただけで内部のフラットケーブルが抜けてしまった。
カードリッジ式ハードディスクケースを設置するとなれば、よほど慎重にケーブルを扱わなければならないだろう。
ケーブルの取り回しで試行錯誤していたが、本来の目的であるカートリッジ式ハードディスクケースの取り付け実験がいつまでたっても出来ないため、ここは一つ初心に立ち返り、
仮組!
状態で作業を進めることにした。
ようは、天板を開けたまま作業を行う。
※ この作業は内部の基盤が露出したままになるため、我が家のように猫が遊び回っている状態や、ちょっとした作業で玉のような汗をかいてしまう私には、非常にリスクが高い作業形態である。
まずはオリジナルのハードディスクを認識させたところ…
ハードディスクエラー!
ちょっと待ってくれよ、ベイビ~~
もう終わりですかい?
そう思ったら、なんてことはないハードディスクケースにスイッチが入っていないだけでした
スイッチを入れたら、あっさりと認識。
とりあえず外付けハードディスクケースでの認識は可能である。
次行ってみよう!
ジャンクで購入したスゴ録君のハードディスクを試してみる。
するとやはりハードディスクエラーと表示された。
やっぱりジャンク品だからなのかなと思っていたら、奥戸商会からアドバイスが入った。
サービスモードってやつが有るらしいよ
ようするに、このスゴ録君には自己診断モードという、裏機能が備わっているようだ。
奥戸商会はこんなWebPageを紹介してくれた。
http://www.birdland.co.jp/~wizd/sugoroku/sugoroku.htm
まず、コンセントを抜き差し、もしくは電源ボタンを長押しして再起動をする。
その後、一時録画停止・システムメニュー・ツール を同時押しすると
テレビ画面が黄色一色になる。
そしてすぐに青地に白文字の英語画面が出てくる。
これがサービスモードというのか!
しかし、どこからこの情報を仕入れてきたものだか。
以後はリモコンのチャンネルボタンと戻るボタン、OKボタンで作業をすることになる。
ここで「9 HDD MODE」を選択し、ハードディスクの状態をみてみると、一瞬画面が真っ赤になり「ATA Inittialize … Wait…」
ちょっと心臓に悪いが、無事HDD MODEに突入。
1番のIndicate IDを見たところ、問題なくハードディスクが認識されていることが判明。
3番の「Writ ID」でハードディスクに本体のIDを書き込んだ後、再起動する。
※ 再起動はスゴ録本体の電源ボタンを長押しするそうだが、数十秒かかり「情報が間違っているのか?」と思った程長く感じられた。
さて、再起動したところ、ジャンクのスゴ録君に入っていたハードディスクも認識してくれた!
余談では有るが、ハードディスク内部には160GB(容量一杯)にビデオが50本近くが入っていた。
中には無修正のエッチビデオもかなり入っていたが、ちょっと趣味でないのでほとんど消しました。(本当だぞ!)
笑ったのは、勝新太郎の兵隊やくざや、戦争ものに混じって、韓国映画「僕の彼女を紹介します」が入っていたこと。
それも、韓国語バージョンと日本語バージョン、両方!
他の映画やHビデオは私の趣味に合わないものであったが、これだけは親近感がわきました。
前の所有者はどういう人だったのでしょうね
さて、ジャンクのスゴ録君のハードディスクが認識できたところで、一つわかったことが有る。
スゴ録君の売りである「おまかせキーワード録画」のデータは、ハードディスクではなく本体メモリのどこかに保存されているようである。
次行ってみよう!
だめもとでハードディスクケーブルの延長ケーブルをつけて実験をしてみた。
高画質モードで録画している最中に、既に録画されているビデオを見たり、早回しをしてみたり、追っかけ再生をしてみたり。
結論から言うと延長ケーブルを接続しても、全く問題ないことがわかった。
よほどキャッシュが優れているか、スゴ録内部で取り扱われているデータ容量が、それほど大きくないということだろう。
これで晴れて延長ケーブルを接続し、天板を閉めても自由にハードディスクを入れ替えできる体制が整ったという訳。
さて、現状復帰しようと思い、元から入っていたハードディスクを入れたところ、認識してくれないではないか!
もしやと思って、またサービスモードに入り、再度「Writ ID」を行ったところ無事認識をした。
このことから、ハードディスクの入れ替えを行うごとに、サービスモード→「Writ ID」を行う必要が有ることがわかった。
ここまで作業を行っているうちに、馬鹿親父がかえってきてしまった。
ケーブルを取り回し、天板を閉め(ねじ止めはしてません)作業終了である。
次の実験は、市販のハードディスクをスゴ録に入れたらどうなるか?である。
大容量のハードディスクを入れて、そのまま利用できるかも知れないし、もしかするとファームウエアーの関係で認識しないかも知れない。
それはそれでお楽しみである。
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