スパム
2006年9月30日 / 役に立たない韓国語
インターネット上でWebPageやブログをやっていると、知らず知らずのうちに悪徳業者がメールアドレスを集め、アダルトサイトへの勧誘やワンクリック詐欺のためのWebPageにアクセスさせるように仕向ける
迷惑メール
が送られて来たりする。
さて、韓国語で迷惑メールをなんと言うか…
ハングルが読める人にはもうお分かりだと思うが、上のグラフィックにあるように、英語を利用して
SPAM Mail
もしくは「ジャンクメール」と言ったりする。
このように、日常的に使われる言葉として定着してしまうと、そもそもどうして「スパム」と呼ばれるようになったのだろうという、大元の理由が知りたくなる。
本来SPAM(スパム)とはHormel Foods社が販売している味付け豚肉の缶詰の商品名のことだそうだ。
だが、健康に気を使うアメリカ人の中には
どうしようもないほどのくず肉を使った豚肉の缶詰
という認識があったらしく、体に悪いのでこの豚肉の缶詰を食べないようにしようと言う話が持ち上がったそうだ。
ここから転じて「スパム」が迷惑メールの名称として定着してしまったそうだ。
※ ネットを検索したところ、ベトナム戦争時代アメリカ軍人が毎日のようにスパムを食べていてさすがにうんざりしたからだとか、スパムを連呼して結局スパム料理を食べることになってしまった映画だかCMがあったからだとか、諸説があるようだ。
迷惑メールの代名詞とされてしまったスパム。
スパムを販売している会社の反応は…
上のグラフィックで示した通り、一般的に定着してしまった言葉であるため、スパムを販売している会社は迷惑メールを「スパム」と呼ぶことを黙認しているようだが、ジャンクメール対策ソフトを作っている会社に対しては商標侵害で訴えると言った話も出ているとのこと。
なぜ迷惑メールがスパムと呼ばれるようになったかという話は、韓国語学校で初めて知ったのだが、よくよく考えると、以前から「スパム」という食べ物の名前は頭の片隅にあった。
韓国料理の中に、このスパムが欠かせない料理があることをご存知だろうか?
それは
bu-dae-jji-gae:部隊鍋(意訳)
元々、アメリカ軍から流出して来た肉の缶詰を鍋に入れたのが始まりであるという話だが、野菜と一緒にハムやスパムが入っているのが特徴。
韓国の鍋らしく、辛めの味付けながらも、野菜たっぷり、韓国産のお餅も入っていて、最後には(最初から入っている場合もあるけど)インスタントラーメンを入れて食べるという楽しい鍋料理だ。
私も何度も食べたことがあるが、厚切りのハムより、安っぽいけどなぜか味わい深いスパムが入っている方が好きである。
変な脂っこさが酒によく合うんですよね~
スパムは体に良くない!?って…
今更何をおっしゃるウサギさん。
Macは使っているけど、ジャンクフードは滅多に口にしない私であります。
ラーメンがジャンクフードと言われると困ってしまいますが
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