小学校レベル

2006年11月1日 / コラム


 自分もかれこれ6年近く韓国語を勉強しているのだが、未だに勉強が足りないなと感じている。
 最近やっているのが、以前にも書いたがNHKラジオハングル講座の応用編。
 今回は「小学校の教科書」を教材にしているのだが、今月号は小学校5年生レベル。
めちゃくちゃ難しい!
 韓国の小学生はよくこんな難しいレベルの韓国語をやっているなぁ…とまぁ、よくある冗談を口にしてくなるのだが、先月号の小学校3・4年生レベルと比べると、テキストの量も増えているし、本当にレベルが高いのである。


 別売りのCDをiPodにダウンロードして、とりあえず聞いているのだが、何を言っているのかさっぱり分からん!
 その理由の一つは、初めて見る単語が沢山入っているからなのだが、なぜ韓国語の新聞をほとんど辞書も使わず読める人間が、小学校の教科書を難しく感じるのだろう。
 逆に言うと、小学校レベルの基本単語は大人の世界ではほとんど使う機会がないということなのだろうか…
 とにかく今回の応用編は難関なのである。
 さて、今回写真付きで紹介した「韓国の小学校教科書で学ぶハングルリーディング」。
 タイトルの通り、今回NHKが題材に取り上げているのと同様に、小学校の教科書に載っている物語などを教材にしている。
 本を開いて気がつくのが、フォントが大きめであるのに、ルビがついていないこと。
 初心者はどうしてもハングルを読むのが苦手でルビに頼りたくなるし、出版社の中にはルビをつけないと初心者は購入しないというようなことを主張する人もいるようである。
だが、初心者こそルビがついていないこのような教材を用いるべきであると思う
 幸か不幸か私が韓国語を勉強した学校は、いきなりルビのついていない韓国の語学壇で使われている高レベルな教科書を教材に持って来たり、わずか10ヶ月足らずでNHKのハングルニュースを聞き取り教材にしたりと、かなりの無理を強いられた。
 その当時はチンプンカンプンであったが、その無理について行ったからこそ、落第同然で卒業した後、独学ででも韓国語が勉強出来ているのである。
 レベルは今一ですけどね。
 間違いなく韓流ブームは終わっていると思うが、その一方で今井先生やその他の出版社の中には脱初心者を目指したテキストを出版してくれている。
 イケメンばかりを追いかけるおばちゃんの陰で、ストイックに韓国語を勉強している人達もかなりいて、その人のためにはこのような教材が必要だと思う。
 ある日本語が堪能な外国人とお話をしたことがあるのだが、その人は日本語学校に通ったことは無いという。
 それじゃどんな教材を用いて勉強したのかと聞くと、ジブリのアニメを何度も見たという。
 アニメーションは子供が見るものだと、馬鹿にする人もいるかも知れないが、語学に関して言えば、丁寧な言葉をゆっくりと話すアニメーションはもの凄く良い教材になると思う。
 私の習ったネイティブの先生の中にも、隣のトトロを難度も見たと言う人がいる。
 とにかく、簡単な教材を何度も繰り返して勉強するのが良いのだろう。
 そう言うことを繰り返しているうちに、新聞が読めるようになるんですね(^^;

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