最強の!韓国語

2008年10月31日 / コラム


国際語学社 林京愛 他共著
ISBN978-4-87731-417-0C0087
定価(本体2600円+税)
 韓国ブームは去ったのだろうか?
 自分自身韓国語を勉強し続けている中で、ブームと言う一過性の熱はすでに去っているのは間違いないと感じている。
 だが、私が韓国語を勉強し始めたときと比べると、現在の方が韓国語を勉強する為の基盤、資料、教材は遥かに良くなっている。


 今回紹介する本は、初級から中級の学習者の教材として、かなり有効な本であると感じる。
 第一章は日常生活に必要な名詞・代名詞をまとめたもの。
 第二章は動詞編、第三章は形容詞編で、それぞれ初級・中級が使うであろう使用頻度の高い動詞から、上級者向け(文学的)な動詞形容詞が紹介されている。
 ちょっと飛んで第七章は色々な慣用表現になっていて、眺めているだけでもかなり役に立つ慣用表現が詰まっている。
 その他にも外来語や四文字熟語などをまとめた章もあるので、これ一冊を集中的に勉強するのも良いと思う。
 ただ…この本重いのですよ(^^;
 鞄に入れて通勤時間に読むにしても、ちょっとかさばるし、つり革につかまって、片手で本を読むことは出来ない訳です。
 初級の頃は、とにかくむさぼり食うように単語を吸収しなければなりませんから、出来る限り手軽に勉強できる学習書を選ぶ方が良いと思います。

 野間先生の「暮らしの単語集 韓国語」は、私が韓国語を習い始めたときバイブルにしていたもの。
 もの凄くコンパクトでかさばらず、凄く勉強になりました。
 ただ、この「暮らしの…」はハングルの索引が無いため辞書的に使うのは少々キツかったですね。
 そこで、提案なのですが単語帳的な本は数ありますけど、どうしても色々な単語、動詞を網羅しようとすると、「最強の!…」のように大きく重くなってしまいますので、何冊かに分けて出版するのはどうでしょうかね?
 もうハングルに日本語ルビが付いている本は必要ありません。
 日本語ルビを抜くだけでも数%は画面を小さく出来ます。
 「色々な慣用表現」だけ本にしても結構いける気もします。
 もちろん、本を分けることによってコストが上がり、学習者の負担が増えてしまうことも分かっています。
 本を作るって難しいものですよね…
 もう一つこの本で勉強しようと思ったら、ちょっと勿体ないですが、各章毎に本を分けてしまうのも良いかも知れません。
 かなり省スペース化出来ますよ!

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